座敷娘と料理人(1) (ガンガンコミックスONLINE)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
4.14
  • (8)
  • (8)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 94
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784757558755

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 神様ごはんの作家さんだった。このお話もやさしくてほんわかしている。屋敷神な姫さんがかわいい。タオと出会えてよかったね。バナナカレー、甘いかな。おいしくてしあわせな日々がずっと続けばいいのにって思えてくる。ナポリタン食べたい。

  • 田舎の旧家で一週間の間お供えをするという破格のバイトで多緒(タオ)が出会ったのは、普通の人には見えない座敷神の「姫様」だった。 おいしいものに目がない姫様のためにタオはいろいろな料理やおやつを作り、一週間の期限が終わった後も屋敷に住むことを決める。望みを叶えてくれるという姫様だが、これまで貯金だけが楽しみだったタオには頼む願いがない。姫様の友人で稲荷神社の神使である金華などを交えつつ、不思議な現象に遭遇しながらも田舎暮らしを続けるタオに、ついにできた目標とは。

    全4巻。 良い人しか出て来ない、優しくて暖かい物語。

  • 生い立ちからお金を貯蓄すること意外、料理が得意なだけで夢も希望も持っていなかった青年。バイト先の先輩に紹介された田舎の一軒家で一週間掃除と御供物を作るだけで100万円という話に乗り、面接を受けにいくと大会社の車椅子の社長が。
    家に着くと早速何かが居る。
    無視を決め込もうとするも、いたずらな神様につい反応してしまって二人ぐらしが始まった。
    自分が作るモノに喜んでくれる姫様。
    一週間が終わり、願いを叶えると言われて考えさせて欲しいとしか言えなかったが、しばらく使用人として働くことを決意する。
    姫様の友人の狐との交流なども。

    食と屋敷の時空間を超えた不思議なお話が面白いし、ほっこりする。

  • 何気に失礼な気もするが、佐保里先生は、私の中で、地味に凄いな、と感じている漫画家の一人
    出る作品全てが、私の心にヒットするってのは、嬉しい
    『宇野家の人々』、『大人子供のカルテ』、『神様ごはん‐小料理 高天原へようこそ‐』と、ちょっと不思議、でも、心が温かくなる青年漫画を描く佐保里先生
    どれも、本気で「良い」と、他の漫画読みにお勧めできる作品だが、この『座敷娘と料理人』は、これまで以上に力を入れてお勧めしたくなるクオリティ
    挑戦、そんな二文字も浮かんだ内容だった
    『神様ごはん‐小料理 高天原へようこそ‐』と同じ、食系の青年漫画だが、色味はこちらの方が強い
    なおかつ、この『座敷娘と料理人』には、種族と年齢の差がある、ちょっとした片想いが香る、ラブコメ要素も付け加えられている
    佐保里先生のファンであるなら、「おっ」と軽く驚いただろう
    「永遠娘」でロリババァとのイチャラブHな作品を読んでいるからか、一層にピュアな気持ちで読める作品だ
    見た目は美少女で、中身も明るく、元気、それでいて、経験値の豊富さを醸す言動が多く、寂しがりやな一面もある。これは、中々に、男心がくすぐられるヒロインじゃなかろうか
    無気力とまでは行かないにしろ、自分の進むべき道、辿り着きたい目的地が見えていなかった主人公・菅波多緒が、姫さんの可愛さにコロッとやられちゃうのも納得だ
    実際、多緒のように、通帳の預金残高が増えていくのが楽しいから、って理由で働いている若者も多いだろう
    それが悪いとは言わない。理由は、どうあれ、定職に就いて、長く勤められるのは立派だ
    その上で、やっぱり、甲斐を感じられる仕事で、自分を磨く方が楽しいぞ、と言ってみたい
    私だけかもしれないが、この『座敷娘と料理人』で楽しんでいる点は、多緒の心情の変化だ
    姫さんとの交流や、彼女が重ねてきた楽しさや辛さを、少し不思議な体験によって知る事で、多緒の生き方にも変化が生じていき、人間力がちょっとずつ上がっていく過程は微笑ましい
    また、姫さんのリアクションも可愛いんだ、これが
    大人ぶるようでいて、基本的にかまってちゃんで、興味津々の塊
    多緒が作ってくれる、知らない料理に驚き、喜び、燥ぐ様は、ある意味、神様っぽい
    どの姫さんの顔も可愛いけれど、私的に一推しなのは、ナポリタンのケチャップで、口元が真っ赤になっている状態で笑っている所だ
    良い意味で子供っぽく、優しい気持ちになれる。きっと、この後、多緒に鏡を見せられて、恥ずかしさで真っ赤になったんでしょう。もしかすると、多緒は口元を拭かされる事になって、彼も赤くなったかな?
    次の巻で、姫さんは、多緒の料理で、どんな表情になるのか、楽しみ
    それに、新キャラも出るようだし、ますます、賑やかになりそうだ
    多緒と姫さんの距離も、健全な意味で縮まればいいけど
    どの回もお勧めだが、最もグッと来たのは、4品目「呪いのかき氷」だ
    サブタイトルこそ、つい、苦笑しちゃうほどおっかないが、内容はハートフルだ
    ちょっとした気の緩みから、体調を崩してしまった多緒を、心の底から心配し、看病をしてくれる姫さん、尊い
    この台詞を引用に選んだのは、多緒への、元より低くない好感度が、更に上がったので
    自己評価が高くないとこは、ちょい気になるにしろ、彼は彼で、カッコイイ男だ、と思う
    何故って、惚れた女を喜ばせたい、と願い、その気持ちを行動で示せる、そんな男が立派じゃないはずがない
    「あんたは、姫さんの友達だし、姫さんがピクニックやりたがってたから。俺のかわりに、姫さんのピクニックにつきあってもらえて、良かったよ。俺は、あんたのいうように、社長さんみたいな夢も志もないし、家柄も学歴も、地位もない、しょぼい人間だけど、姫さんを喜ばせてあげることは、できてるかなって思うよ」(by菅波多緒)

  • 田舎にある屋敷に霊感がある人が来るまでアルバイトを募集して見事当たりを引いた主人公が座敷童子を世話する話

  • カレーにバナナ!?一瞬思ったけれど、
    リンゴが合うならバナナも合うか。
    今度入れてみよう。

全6件中 1 - 6件を表示

佐保里の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×