千剣の魔術師と呼ばれた剣士(4) (ビッグガンガンコミックス)

著者 : 黒須恵麻 高光晶 Gilse

• スクウェア・エニックス (2021年6月24日発売)

作品紹介・あらすじ

その無双の剣技は、立ちはだかる全てのものを切り伏せる！
王都周辺に巣食う“三大強魔”のうち、２体を早々に倒し、王都で名をあげたアルディス。そんなアルディスに“三大強魔”最後の１体、“赤食い”が牙を剥く！圧倒的な力の前に苦戦を強いられるアルディスの脳裏をよぎったものは―――。理を超えた魔術と剣技で、絶望と理不尽と不可能を打ち砕く異世界ファンタジー最強傭兵譚、コミカライズ第４巻!!

感想・レビュー・書評

[タカツテムさんの感想 · 2021年7月7日]

アルディスの過去に繋がりそうな要素はちょくちょく描かれるようになってきたのだけど、一方で過去の光景がどのようにして現在に繋がってくるのかは不明瞭なまま
なんとも焦らされるね


アルディス一家に牙を剥いた『赤食い』
これまで殆どの敵を圧倒的な力で捻じ伏せてきたアルディスが苦戦していますよ！正体が不明なら攻略法も不明。おまけに時間が経ち過ぎれば毒によって敗北は必至
そんな彼に天啓を齎したのは過去の記憶というのは意外な展開だったかな
未熟で力任せだった頃に団長から教わった大切な言葉。それが追い詰められていたアルディスに逆転への道を拓かせるという展開は良いね


一難去って21話からは新しいエピソードが始まった感じかな。新キャラも登場して随分と賑やかなことに
今のところは極端に強い敵やアルディス達を追い詰めるような事態は無さそうだけど、何にしろカレンとセレスが追われていた理由が見えてこない点は少し恐ろしいかも
それにしても。この主従はきっと『そういう事』なんだろうなぁ……。それが今後どのような意味を持ってくるのか…