性別「モナリザ」の君へ。(8) (ガンガンコミックスONLINE)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
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本棚登録 : 323
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757578821

作品紹介・あらすじ

――…すべての性別「モナリザ」の君へ。
「性別」って何だろう?【青】でも【赤】でもない自分が、曖昧な色が許されないこの世界で見つけ出した答えとは…。すべての性別「モナリザ」の君へ捧ぐ。

感想・レビュー・書評

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  • 1〜8巻まとめての感想。
    生まれた時には性別がなく、12歳前後から性別が変わるという世界観。それなのに、18歳まで性別がない主人公のひなせ。
    幼なじみ2人に告白をされたことから、性別や自分、愛について考えることになる。
    体への変化への戸惑いや、性への嫌悪感は思春期の入り口にあるものだ。けれど、この世界観だとそれもひとしおだ。
    無性だった時に好きだった人が、自分の恋愛対象になる性別から外れてしまったら、まだ恋愛的に好きでいられるだろうか?私は自信がない。
    それでも好き?恋愛感情はなくなる?正直どっちもありえると思う。

    お友達は人生何周目?
    そこまで悟らなくても、我慢しなくてもいいんだよと言ってあげたいが
    この世界では、偏見が大きいだろうから苦しい気持ちもわかる。こういうキャラがいることで、より深く考えるきっかけになった。あの踏切のシーンが胸に響いた。


    この結末はどっちともとれる。男だから女だからじゃない「ひなせ」を見つけられたいうこと。

  • こういう終わり方か〜!アリ!!

  • 【先生よりも誰よりも先に二人に話しておきたいんだ。いっぱい悩んで、沢山助けられて、それでやっと見つけた答えと、自分で決めたこれからの事を(ひなせ)】

     第8巻、本編完結!

     ひなせが性別【モナリザ】のままで過ごす最後の時間、1巻から8巻までりつやしおり・自分の性別など沢山悩んできたひなせが自分なりに見つけ辿り着いた答えがとても胸に刺さりました。

     ずっと青色をストーリーに混ぜていたなかで、ひなせの出した答えに他の色も混ぜてくる演出の凄さに鳥肌が立ち、ひなせが選んだ性別によって世界が分岐する構成も面白かった!

  • あぁ...ついに終わってしまった。
    ラストで性別が明らかになっていないのが
    とても素晴らしかったです。
    最後まで追ってよかった!

    性別が気になると考えてしまう人は
    恐らくこのようなストーリは合わないかもしれませんね

    性別を明らかにしないからこそ
    性別に囚われず自分らしく進む的なことを
    表しているかと思います。

    現在日本では、LGBTQがあまり浸透していいない中
    性的マイノリティーについて悩む人は
    吐きどころが少なく、少なからず
    この作品に救われた方が居るのではないかと思います。

  • ひなせらしい最後でした。
    その後のルートも気になる。

  • そういう方向性で終わるのね……!
    次回の、ルート別のお話も楽しみ。

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