黄泉のツガイ(2) (ガンガンコミックス)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
4.18
  • (50)
  • (62)
  • (24)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 1097
感想 : 27
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784757581005

作品紹介・あらすじ

逃れ得ぬ血の運命(さだめ)…!!
日本のある山奥で夜と昼を別つ双子として生まれた少年・ユル。双子の妹・アサに故郷の村を急襲され、平穏な生活は終わりを告げた。左右様を従えるツガイ使いとなったユルは、デラとハナの協力により下界に降り立つが、両親の行方を尋ねるためアサを捜し始める。そして、アサの一味の影森家と衝突し…!?怪奇と謎とが交錯する新感覚ツガイバトル、第2巻!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 以前宮部みゆきの愛読書という理由で期待せずに「鋼の錬金術師」を読んだら、手塚治虫「どろろ」以来の漫画のファンタジー大作だったことがあって、荒川弘の「オリジナル」ファンタジーは待望の書だった。

    「全国書店員が選んだおすすめコミック 2023」では第二位に入っていて、TSUTAYAのレンタルコーナーで「推し」ていて2巻まで読んだ。でも調べてみると「このマンガがすごい」でも「マンガ大賞」でも入賞していなかった。「サンデー・マガジン」で育ってきた私のようなロートルではそろそろ「流行」から遠く離れているのだろうか。昨年の今頃は吉田秋生「詩歌川百景」が、マンガ大賞か手塚治虫文化賞を獲るだろう、と予測したのだけどかすりもしなかった。

    「黄泉のツガイ」は面白い。これからが、更に面白くなる。その根拠は、(レンタルだから表紙がそもそも無いのだけど)カバーを外したところの設定集のイラストを見たらわかる。第1巻では一瞬しか描かれない石の左右様とか、最初の舞台の村の城郭地図とか、第2巻では直ぐにあっけなく殺されるツガイ(妖怪)「媼・翁」が描かれていたり、本章では名前さえも明かされなかったツガイの名前(赤井さん・みどりさん)も出ていたり、一瞬だけ出てくるガブちゃんの部屋とか、とっても詳しい「設定」が描かれている。単なる読者サービスで描いているのだとしても、ここまでこだわるのならば、「ハガレン」に匹敵する壮大な世界観と「序破急」の展開は、既に出来上がっていると見なくてはならないし、実際に幾つかは既に垣間見れる。2巻までは、序の序という段階である。

    このペースだと、30巻は越えないと描ききれないだろう。ゆっくりと見守ってゆくと決めた。


    【第二巻のあらすじ紹介】
    日本のある山奥で夜と昼を別つ双子として生まれた少年・ユル。双子の妹・アサに故郷の村を急襲され、平穏な生活は終わりを告げた。左右様を従えるツガイ使いとなったユルは、デラとハナの協力により下界に降り立つが、両親の行方を尋ねるためアサを捜し始める。そして、アサの一味の影森家と衝突し…!?怪奇と謎とが交錯する新感覚ツガイバトル、第2巻!!

  •  エドもそうだけど、ユルも猪突猛進タイプの主人公ですね。

     ツガイの謎も深くなってきてますね。

     しかし、人外の登場人物が多い。でも、そこがいい♪

  • 【あらすじ】
    逃れ得ぬ血の運命(さだめ)…!!
    日本のある山奥で夜と昼を別つ双子として生まれた少年・ユル。双子の妹・アサに故郷の村を急襲され、平穏な生活は終わりを告げた。左右様を従えるツガイ使いとなったユルは、デラとハナの協力により下界に降り立つが、両親の行方を尋ねるためアサを捜し始める。そして、アサの一味の影森家と衝突し…!?怪奇と謎とが交錯する新感覚ツガイバトル、第2巻!!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • 日本の山奥で宿命を背負う双子として生まれた少年・ユル。双子の妹・アサに村を襲撃され、日常は終わりを告げた。左右様を従えるツガイ使いとなったユルは、両親の行方を尋ねるためアサを捜すが──。

    ツガイバトルが本格化!左右様は強い。ただ、敵のツガイの能力を知らなければ食われることもある緊張感がいい。また、ツガイが対になっているというのも個性に活かされていて面白い。さらにユル自身の戦闘力の高さにも目を見張る。流れを利用して無駄なく対応するユルの戦意に飲み込まれそう。

    影森家でのアサとの再会。そこからの敵襲。予想外の展開が続いて止まらない。ユルたちの敵とは誰なのか。さらに左右様という存在と双子の能力の関係性。これが意味することが今後でどう影響を及ぼすのかハラハラする。アサも味方になるとは限らないんだよね。アサの能力があれば解かれてしまうのでは?!

    両親の行方にまつわる謎。アサが村を出てからのいきさつ。影森家の中でも不穏な動きがあること。さらに双子を巡る別の勢力もありそうで──?!まだプロローグではあるけれど、読み応えは抜群。シリアスだけではなく、文化ギャップだったり、アサの兄さま愛だったり、軽やかなコメディとしての読み味もある。ツガイというキャラと能力、さらに世界観などをこの絶妙なバランス感覚でいかに描いていくのか楽しみが尽きない。

  • 誰が敵で誰が味方なんだか訳が判らないうちにガンガン話が進んで行くなぁ。
    さらに第三勢力?も出てきて話はますます錯綜。にも関わらず漫画としては一切混乱しないのは流石。あと、細かい見せ場も巧い。

  • 面白かった♪

  • 徐々に徐々に闇が見えてくる感じがありつつも、全貌はまだ未だ見えず。。。

    それでもツガイバトルが面白い。基本ツガイはちっちゃくなると可愛くなるね。
    今回は襲ってきたのがほとんど雑魚だったわけだが、この先どんなツガイが出てくるかワクワク。

    兄様に飢えてるアサの性格がヤバい(笑)
    安定のハンタースキルを魅せるユル。
    仲良くなれるかな?

  • 鋼からアルスラーンからの黄泉のつがい、銀の匙も読んだ。
    鋼の時に読まなかったのが悔やまれるくらい、しっかりした作品だな、と感心。
    これからも読みたい。

  • 電子書籍で買ったけど、紙本でももっておきたくて買ってしまったツガイ2巻。紙の良さはやっぱりある。ってのはさておいて。現実的なの非現実的なのか曖昧な世界観で、ツガイとはなんぞやとか、夜と昼を別つ双子とはなんぞやとか、その辺は少しずつ明かされていくわけで。荒川さんの物語の作り方はハガレンでも銀匙でも、なんというか安心できる。だから、なんですかそれ?と思うことあっても、飲み込める。あとちょいちょい顔がじゃなくて、中身が男前が多くて、面白いし、かっこいいし、もっと続きを!ってなる。

  • このツガイのシステム、めちゃ面白い。”あの”ハガレンの後、ガンガンでバトルものをとなると、強烈なプレッシャーだと思うし、半端なものは出せないだろうけど、ホントよくぞ…!って感じ。まだはっきりとした敵味方も見えてこないけど、スリリングな展開が抜群。面白し。

全27件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

荒川 弘は1973年5月8日生まれ、北海道出身の漫画家。
代表作『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)、『獣神演武』(スクウェア・エニックス)、『百姓貴族』(新書館)。
1999年にエニックス21世紀マンガ大賞を受賞してデビュー。衛藤ヒロユキのアシスタントを経て独立。
大ヒット作『鋼の錬金術師』で、2004年第49回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。
2011年19号より『銀の匙 Silver Spoon』で初の週刊連載開始。同作で2013年第58回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。

荒川弘の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×