おじさまと猫(10) (ガンガンコミックスpixiv)
- スクウェア・エニックス (2022年11月11日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757582620
作品紹介・あらすじ
ふくまるの心は宇宙より広いにゃ-!!
「早く猫ちゃん見つけてあげましょう」保護猫カフェの店長と神田、そして九重はゴミ屋敷へ猫ちゃん救出に向かう!九重はその日の流れで、神田家に行くことに。「お父さんは私の教え子だって言ってたよ」空子の九重への言葉に衝撃が走る日比野とジョフロワを前に、九重は自分のピアノを聴かせることができるのか!?「ふくまるの心は宇宙より広いにゃ-!!」猫同士の心の触れ合いが、皆の大切なものを思い出させてくれる。
感想・レビュー・書評
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号泣ばかりするシーンがたくさんあり、期待を裏切らない書物。
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保護猫カフェの店長と神田・九重はゴミ屋敷へ猫ちゃんの救出に向かう!どうにか救出することができ、ひとまず神田家で引き取ることに。九重が猫ちゃんを連れて神田家を訪ねると、そこにはピアノのレジェンドたちが勢ぞろいで?!おじさまと猫を中心に広がる世界にまた一人、ドラマを重ねるキャラが飛び込む!
神田の息子・星鳴と友だちになったフリをして、神田家でレッスンを一時期受けていた九重。星鳴を裏切ったことを謝罪できていない罪悪感が、彼のピアノを曇らせ続けていた。苦しみの中で聴いた神田のピアノの音色に「こんな奇麗な音…強かったら出せない」と伝えたところが好き。すごい人に対して「強い」「天才」と単純化してしまいがち。よく近づいて見ればみんな同じ弱い人なんだろうね。弱いからこそ共感や尊敬を呼ぶというか。
昔から変わらない空子にピアノのことをバラされ、結果的に背中を押された九重。激変した神田一家にとって、ブレない空子は重要な存在なのかも?!日比野のセリフがまたカッコいい。日比野やジョフロワが単身でピアニストの元に飛び込んだ経験あっての説得力。
「君はチャンスが訪れた時 最上の状態で挑めると思っているのですか?コンサート当日 イベント当日 突然の演奏 完璧な日なんて一度もない それでも毎回思うんです これ以上ない最高の日だと」
強さの問題じゃない。その一瞬に踏み出すかどうかだけ。その時の自分が最上でなくても、その時を最高だと思えればそれでいい。そして、彼は星鳴の前に立つ。踏み出した一歩はどこへ繋がるのか。
一方その頃、ふくまるは新入りの保護猫ちゃんと決闘をしていた(笑) お互いに敵視し合っているの可愛いなあ。この猫ちゃんの行方も気になる!九重が飼えたらベストなんだろうけど、そういうわけにもいかないみたいで。気になるところで終わってるので続きが楽しみ。星鳴と九重が仲直りしてメンバー入りフラグだよね?あと、物語もどこが終着点になるんだろう。一緒に桜を見るところまでなのかな? -
色々話が大きくなってきましたな!猫が可愛い。
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ぶた猫を飼い始めたやもめ男と猫の愛情生活第10巻。今回は息子の昔の幼なじみとのわだかまりと猫救出作戦。
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かつて星鳴くん(神田氏(おじさま)の息子)を裏切った九重青年の主役巻、と思わせておいて、メインの泣かせどころは育児放棄された猫さんと彼を迎え入れるふくまるちゃんがしっかり攫っております。
初期のおじ猫よりも周囲の人々のドラマの分量が増えていてどうなんだろうと思う時もありますが、本巻のような話を読むとやはりこの物語の原点は「おじさまと猫」の心の絆なのだと再認識します。
九重青年と星鳴くん、そしてかなりの多頭飼いになりつつある神田家の今後が気になる展開です。10巻の入手が遅れた結果、近々また11巻の発売日が巡ってくるようなので、買わねば! -
家主が夜逃げしたゴミ屋敷から救出された猫。
ペットショップで売れ残っていた過去を持つふくまるには、独りで取り残される、その辛い思いが身に染みて分かっていて、最後には受け入れる。
ふくまるは優しいな。 -
早く続きが読みたい
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待ってましたー。
おじさまのふくまる愛はほんっと素敵。
冒頭の、あのアパートでの猫探しのおじさまの一生懸命さ、さすが。あの子にも幸せになってほしい。あんなに辛い思いをしてきてるんだもの。
九重くんのピアノへの、ジョブロワやひびのんの対応が素晴らしすぎて笑い泣き。
九重くんと星鳴くんも、うまくいきますように。
あんな終わり方をされたら、一刻も早く続きが読みたくてたまらなくなる。待ち遠しい。 -
あの猫は九重君が飼うんだろうな。