その着せ替え人形は恋をする(12) (ヤングガンガンコミックス)
- スクウェア・エニックス (2023年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757587489
作品紹介・あらすじ
今年のクリスマス初めて好きぴと過ごすんです!冬コミに向けて『天命』コスの準備が進む中、季節はすっかりクリスマス…。初めての勝負下着を用意して浮かれる海夢。一方、新菜は一筋縄ではいかないハニエルの衣装製作に思い悩んでいた…。
感想・レビュー・書評
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作り出したら、こだわりだしたらキリないしどこまでも貪欲に追い求めちゃう五条くんマジ職人気質なんだよな。がんばれ。
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らしいオチで笑った。
つくる、って大変だもんね。この漫画も描くの沢山労力かかってるんだろうなぁ。
一つのことにそこまで夢中になれるのが羨ましい -
物を作り出す人は五条くんのような形相で作品に向き合っていそう。というより五条くんがものづくりの真髄に触れたのか。
海夢ちゃんはすきぴとクリスマス!と浮かれているけど、五条くんの作品に対してとても真摯なところが通常運転で微笑ましい。
物語の中の登場人物からエピソード、LINEの文章にまで、要らないものは徹底して省いているのに読み応えがあり、すごいなと思う。劇中劇、天命と被ったコマ運びにゾワッとした。
あとがきも、続くんだと笑ってしまった。先生お疲れ様です。 -
クリスマスがクリスマスにならないのは五条家にその風習がないから(笑)海夢、残念!だけど「大絶賛しかした事ないです」の時の海夢の笑顔が何故か胸熱に♪けど、ハンバーガー食べるの下手過ぎる(笑)モノ作りにハマりこむ五条、見守るじいちゃんが職人の顔。読んでて漆黒の布、どーなる?だったけど、あ~♪なネタ。海夢の大絶賛が待ち遠しい。ラストのコマの台詞、どっかで見たし♪
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イメージと実物のギャップに苦しむ五条くん。考えてみればまだ高校生。自分の引き出しも少ない。それでも諦めず妥協もせず努力する五条くんは、最高にカッコいい男の子だよ。そんな五条くんを尻目に、海夢はクリスマスが近くなって完全に浮かれ気分。五条くんに塩対応されてるのはちょっとかわいそうではあるが、まぁ
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今回も冬コミに向けて追い込む彼と空回りの恋模様の彼女とって感じではあったものの分担していくところとか発見するところはなかなか成長を感じられてよかった。
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可愛い。かっこいい。
これまでが詰まってる -
ハニエルのコスプレに向け、これまで以上に気合…というか覚悟が決まっている新菜。造形に本格挑戦している点も影響しているのだろうけど、それ以上に彼自身がハニエルに魅了されていると思えるし、司波刻央への挑戦心のようなものも感じられる
その様子はあまりに普段と異なる異彩を放つ。彼がどのような衣装を作りあげるか期待させると同時に、普段通りの海夢の様子に癒やされてしまうね
そんな状態の新菜が特に悩むは生地選びですか。
素材なんてある程度のイメージが固まれば「近い」素材で工夫するものだと思うけど、新菜はイメージが明確過ぎるが故に「ぴったりくる」素材でなければ納得出来ない状態になってしまったのかな
それは趣味と言えるコスプレにおいては間違いの現象。けど、元々が雛人形職人として微に入り細に入り究極を志すモノ作りをしていたから彼だから、これまでの素晴らしい衣装が出来たのであって、同時に今回の悩みにも繋がってしまうのだろうね
その新菜の悩みを祖父が同じ職人として理解し見守ってくれているのは良いね
頭が固い職人であれば雛人形制作に役立たないコスプレ衣装制作なんて認めないかもしれない。
でも、93話で新菜が壁にぶち当たってしまったように、職人としてやっていくには今の新菜にはイメージを現実にする力がまだ足りない。だから命を磨り潰すかのように相手が何者であっても挑む必要があるわけだ
その有り様は同じ職人として藻掻いてきた祖父だからこそ理解できるものなんだろうなぁ…
悩みを深める新菜に対して、彼の衣装製作に協力しつつも勝負下着とかクリスマスとかに心躍らせる海夢の様子は本当に微笑ましいなぁ
そんな海夢が職人としての新菜に接するシーンは少し思う所があったかも
豪華なしゃぶしゃぶをクリスマスに用意して食べるように勧めたのに新菜は心ここに在らずですぐ作業に戻ってしまった
祖父の「ここから先もずっとああだと思うよ」というのは職人・新菜を物語る言葉。それは職人でない海夢には理解が難しいもの。もし新菜と「好き」以上の関係になるならば、ずっと向き合い続けなければならない新菜が持つ業
その姿勢にはたくさんの失礼が詰まっているから人に拠っては受け容れられないもの
だからこそ、海夢が何の屈託もない笑顔で自分のスタンスを示したのは良かったなぁ
そりゃ確かに新菜は幸せ者ですよ
悩み、支え、理解、様々な感情の果てに納得の着物に出会えた新菜が思い付いた一つのアレンジ
これは天使の囁きか悪魔の誘いか… -
■書名
書名:その着せ替え人形は恋をする(12)
著者:福田晋一 (著)
■感想
楽しみにしていた12巻。
ちょっと意外だった。
まさか、コミケ編の天命コスプレがないとは・・・・
この話しでここまで引っ張るということは、この話、クライマックスなのかな?
この話については、まりんと五条君が完全にすれ違ってますね。
まりんは恋愛モード、五条君は仕事モード。
このすれ違いを五条君のおじいちゃんがまりんに説明しています。
この2人の恋愛は結構根本的に違う部分も多いので、こういうすれ違いをお互い
が受け入れられるか?という感じでしょうね。
五条君は完全に仕事モード。というか職人モード。
今までのコスプレは手探りで作っていたけど、その経験が今回の生みの苦しみを
誕生させた感じ。
はっきりと作りたいものがイメージ出来てしまっているからこその悩み。
そこを本作では丁寧に描いていますね。
本巻は、完全に五条君が主役です。
自己肯定感が低い点なども今までしっかり描いているので、そこら辺も今後少し
ずつ変わるのかな?というより、まりんが変えていくのかな?
なんか、コミケ編、大変なことになりそうな予感がするけどどういう方向に物語
を持っていくのか、楽しみです。
五条君が、ジュジュとまりんのせいで、コスプレ界隈で謎の衣装、造形師として
有名になりそう。コスプレで天命の作者を動かしたりするのかな?
でも、そうなるとその後の物語が壮大になりすぎるからそれはないか。
コミケ編、ジュジュン+シンジュ姉妹も出してほしいな~
本巻はそれ以外にも、五条君のクラスメートの絡みも、少しだけど面白い。
次が楽しみで仕方がない。 -
ハニエル衣装製作に没頭する五条くんと空回りしつつ気遣う海夢ちゃん。二人を理解してくれるおじいちゃんも良き。コス当日が楽しみ!