神作家・紫式部のありえない日々 1巻 (ZERO-SUMコミックス)
- 一迅社 (2022年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758037310
感想・レビュー・書評
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めちゃめちゃおもろかった。
初見作家さん、別事で検索してきてポップアップしたので、なんとなく買ってみたが、これが大当たりだった。まさに、現在のヲタ文化にきっちり当てはまってしまって、違和感がない(まあ、細かいところは置いといて、メンタル的にね)。ほんまに、陰キャでガチヲタの紫式部がうすいほんを創る姿がめくるめく平安絵巻で脳内再生される。画がちょっと昭和感あるが、それもまあ、味。いい漫画であった、2巻が楽しみでならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだ三巻までしか読んでないけど、いろいろと興味深いです。
私は同人活動したことないのでピンとこないところもあります。
☆「同担拒否の夢女子」という言葉を初めて知った。怖え。
作者としてはそこまで自作にのめりこんでくれるのはありがたいという認識なのかもしれないが、私だったら引く。友達付き合いしてくれる本作の紫式部は結構懐広いなと思いました。
☆桐壺の更衣=「定子」説について
これはどうなんだろう。
あまりにも時代が近すぎて、関係者がほとんどまだ生きているから、モデルとして使うのは危険がありそうな気もしますね。
赤染衛門は桐壺の更衣=花山帝女御「藤原忯子」説をプッシュしようとしてたようで。栄花物語で女御の入内の順番を変えたりいろいろ頑張っているという研究書を読んだことあります。
まあ、物語ですから解釈は各自の自由ということで。
☆赤染衛門さんを美人に書いてくれてうれしい。
☆よく紫式部たちが「お茶(煎茶)」らしきものを飲んでいるシーンがでてくるのですが。この時代お茶はそれほど普及してないように思うのですが。この件はちょっと深掘りしてみたい。
☆あと賢子ちゃんの謎のエスパー設定なんの意味があるのだろうか。これなんかの伏線なの?
高階成章が出てきたのは意外だったけど、なんか情けない設定されてて笑った。 -
源氏物語が好きなので、作者の紫式部にも興味があり、とっつきやすいこちらの漫画を読んだ。
源氏物語=同人誌、紫式部=同人作家として描かれていて、新鮮だった。 -
実は学生時代の古典の授業で習った程度でしか「源氏物語」を知らない、のですが、祝再来年の紫式部主人公大河ドラマ化で、読みましたコミックスを。
「光源氏=道長」という訳ではないのね。
一次創作の同人活動していたら、想像以上に反響大きくて、宮仕えすることになってしまった紫式部という、現代風解釈とアレンジが楽しいお話でした。
時代はズレるものの、やっぱり仕える彰子さまと因縁深い清少納言と「枕草子」を扱わない訳にはいかないよね。
気になる引きで終わってるので、早く2巻が読みたいです。
★
お隣に「神」がきちゃった小少将ちゃんにものすごく共感。
分かるーwww
で、当時も、そういう読み方楽しみ方する方々はいらしたのかな?
コミックスのカバー下も要チェック!! -
2024.03.09 朝活読書サロンで紹介を受ける。
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Dキッサンさんの漫画「千歳ヲチコチ」以来久々に見たので懐かしさが凄い。
この方の漫画は本当に平安時代の文学が好きなのが伝わってくるから面白い。
コメディー色強めだけど、史実をちゃんと反映していて感心した。