元帥閣下の略奪婚 (一迅社文庫アイリス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 49
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758045896

作品紹介・あらすじ

他人の運気を吸い取り不幸にする-という力を持ってしまったため、貴族の血を引きながらも不遇な扱いを受け、さらには望まない結婚を強いられていたアメリ。しかし結婚式に颯爽と現れ、そんな彼女を救ったのは、"駿足の悪魔"と恐れられる、帝国軍の元帥閣下、ロイス・フィングだった!しかし極度の耳フェチである彼は、アメリの耳に恋をしていて…!?不幸少女×悪魔元帥閣下の略奪婚ラブコメディ、スタート!

感想・レビュー・書評

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  • 親戚の貴族の家でこき使われてきた少女は
    従姉妹のお嬢様の代わりに結婚する羽目に。

    そんな人生の最大のピンチ以外の何物でもない所へ
    助けに来てくれた、父親の昔の知り合い?
    なんかもう、ここから今までの人生の幸せを
    回収しています、という感じです。
    人を不幸にする特技(?)は石で封じられているので
    後は別の特技を使うだけ。

    ツンデレ妹に、女好きな兄に、名前だけが出てくる
    もう一人の兄。
    すべての材料がそろって、さぁ料理を! というぐらい
    悪役が出てきたら怒涛の勢いでクライマックスへ。
    そこだけが、主人公にとって大変な所で
    後はもう…溺愛みたいな状態です。

    最後、悪役の退場があれで、主人公があれだったので
    てっきり何か宣言通りあるのかと思ったら、なし。
    とはいえ、あったらあったで話が終わりませんがw

  • タイトルとあらすじから想像した話とは違ったけど、ネズ耳のヒロイン可愛い♡ ヒーローも俺様じゃなくて真面目に攻めてるのが好印象だけど、もっとがっついても良かったな

  • ちょっと、特殊な世界観と用語に慣れるのに時間はかかったけど、全般的に面白かった。
    ただ、設定てんこ盛りの割りにあっさり終わり過ぎているし、せっかく両想いになったのでこの先の展開に期待。

  • 2巻が発売されるという事は1巻が面白いのではないか…と思ったので読んでみました。

    153頁13行目の改行ミスがとにかく気になりました。あとは、その他いくつかの誤字脱字も気になりました。(^_^;)

    文章についてですが、章毎ではなくシーンが変わるといつの間にかヒロインもしくはヒーロー視点に切り替わるので、読みながら少々混乱しました。
    読む前はヒーローが強面の軍人で堅物というイメージだったのですが、読み進めると見事にそのイメージは崩れてヒロインの前では惚れた弱みで可愛い犬のようになっていました。
    本編中ではあまりヒロインとヒーローが交流してないので、タイトルのように「略奪婚」という強引さは感じませんでした。
    互いの想いを伝え合って終わるので、続編が楽しみです。

  • 田舎訛りがたまに出てしまうちょっとドタバタしたヒロインと、無愛想ながらもアメリにメロメロの耳フェチ閣下とのコメディーです。
    強面の軍服の彼を本気で怖がるアメリを前に、遠巻きに攻めるロイスがちょっと可愛いお話だった。
    苦労人のヒロインが、幸せになる話は好きなのだが、設定が細かい割には無駄に終わった部分も多く、そこはもったいなかった。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4254.html

  • 人の運気を吸い取り不幸にしてしまう「悪魔の手」の能力を持つアメリは貴族なのに不遇な待遇を強いられていた。最悪な環境で侍女として働かされ、その上身代わりに悪役商人と結婚されそうになる。そこへ颯爽と助けに来たのが「駿足の悪魔」の異名を持つ帝国軍の元帥閣下ロイス。 聴覚に優れた能力を持つロイスは極度の耳フェチでアメリの耳に一目惚れをし求婚までしてきた!そんなこんなで始まったドタバタ略奪婚ラブコメディ。
    キャラクターがけっこう良かった。あと「ガート」能力が様々あって面白かったな。アメリの能力は料理とかに活かせそうでいいな〜と思った(笑)シャーベットやゼリー食べたい。方言にも笑ったわ〜ww

  • こっちも望まない結婚式当日に、ヒーローが登場しているものですけど、こちらは結婚相手をつかまえに来たロイスがアメリ(の耳)に一目惚れして、いきなり求婚してます。

    頑なに自分を卑下して求婚を断るアメリに対して、なんとか仲よくしたいロイスの努力が涙ぐましいです。たまにロイス側の心情が書かれているのもいいのかもしれません。

    洋風ですが、「ガート」という能力が存在するファンタジーものなので、この独特の用語を理解するまでちょっとかかりましたけど、アメリのガートは意外と便利にアメリを助けてくれてておもしろかったです。

    これ完結といえば完結ですけど、まだ伏線が残ってそうなので、次巻が出たら買おうと思ってます。

  • 略奪婚シーンのお約束過ぎるタイミングの良さは様式美だと思うことにして、そこで助けに行ったロイスがアメリに一目惚れしちゃってからの真っ当なアプローチが良い。それに対してのアメリちゃんの反応やらそんな反応を返すアメリちゃんへのロイスの浮き沈みが楽しい逸品でした。

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著者プロフィール

香川県在住。2010年にweb小説の存在を知り、執筆を開始。

「2017年 『ファーランドの聖女2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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