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- / ISBN・EAN: 9784758067836
感想・レビュー・書評
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真紀の翻弄のされ方が思春期の少女らしいけど、流石に度が過ぎてるよなと感じる。
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読み進めれば読み進めるほど学級崩壊を推し進めるつばきのグループより自見の方がとんでもないモンスターに見えてくる……
この巻でモンスター生徒として描かれるのは小田真紀。ただ、彼女については教室内で問題行動を起こすことが少なく、且つ桃との対立が中心となって描かれた為か、自見が前面に出てくることは少なく
立場が逆転してからはいじめの対象となった桃、つばきのグループにおいて立場の弱い真紀。危うい立場の二人が繰り返しバチバチやる様子はまるでそんなことより自分の将来をもっと考えろと誰かに促されているかのよう
この問題の中で自見の目立った発言といえば、留年したくなければ勉強を頑張れとか、化学の課題を提出しろとか
それらの発言は場の空気を全く読んでいないものに見えるけれど、もっと大きな視点で見ればまずは心の問題よりも学業をどうにかしろというのは教師として当たり前の発言……ではないような気がするな、やっぱり
ただ、それによって桃は奮起したわけで。更には自見の対応に憤った真紀が本性を晒す羽目になり……。ある意味自見にとっては目論見通りとも言える展開
そこからの暴走は想定外だったかもしれないけれど
暴走した真紀に救済の言葉を投げかける自見。これが桃や茉莉であれば心開いてくれたかもしれないが、真紀は空虚な心のまま強がろうとしてしまった
最初の段階で差し出された救済を受け取っていれば救われたかもしれない真紀。このまま救いなく切り捨てられるだけなのだろうか……
というか、残業時間が限度に達したから「付き合いきれません」とか、この教師やっぱりとんでもないな!