ゾンビ日記 (2)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 25
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412711

感想・レビュー・書評

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  • 前作の続きです。排泄物と身体、憑依と自己など、ストーリーよりも蘊蓄というか含蓄というか、そういうもののの方がはるかに多いといういつもの押井守でした。

  • ゾンビ日記が面白くて、ゾンビ日記2を借りた。
    死者が歩き回る街で、若い女性が一人、リボルバーでひたすら死者を撃つという物語。でもそれだけでないのが押井氏で、身体論、トイレ論、死体論、呪術、服装装飾など多岐に渡る考察が語られる。十分面白い。

  • 前作『ゾンビ日記』が人間の生死についての問いかけだったとしたら、その答えとなるべき続編。無数の死者が街頭を徘徊する静かな終わりの世界で、正装して拳銃を手にした女が今日も交差点に立つ。毎日毎日死者を葬り続ける彼女の過去には、習慣にこだわりのある「あの男」の影が…。
    満を持して「女優」が登場し、表現がより映像的に感じられる。やっぱり監督押井守には女優が必要なのだ。さすがに犬までは出てこない…ある意味「仔犬」の物語ではあるとも言えるけど。前作に続いて押井守らしさは十分味わえる。

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著者プロフィール

映画監督、作家。1951年、東京都大田区生まれ。
竜の子プロダクション、スタジオぴえろを経てフリーに。主な監督作品に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)『天使のたまご』(85)『機動警察パトレイバー the Movie』(89)『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)。『イノセンス』(04)がカンヌ国際映画祭、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08)がヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。実写映画も多数監督し、著書多数。2016年、ウィンザー・マッケイ賞を受賞。

「2024年 『鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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