にほんの詩集 まど・みちお詩集

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758414074

作品紹介・あらすじ

存在することの奇跡に目を向け、自分が自分であることを喜び、
この世に存在するあらゆるものとあらゆるいのちを慈しんだ詩人まど・みちお。
「ぞうさん」「やぎさん ゆうびん」などの童謡をはじめ、
自然や人間への賛美を謳いあげた、やさしい詩の数々。

感想・レビュー・書評

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  • 「ぞうさん」「一ねんせいに なったら」など子供の頃に歌ったことはあるけど、まど・みちおさんの詩をまじまじ鑑賞したことがないので、新しい詩集が出た機会に。

    ・「いい家」
     家が建つと蚊は来るし、蜘蛛も住むようになるし、人間からするとお呼びでないのに。と思うもの。「みんな じぶんを 人間のかぞくだと思っているのだ」の一文に腹立たしさが引っ込む。腕の良い2本足の兄貴だと思われているのなら、冷遇もできない。

    ・「ぼくが ここに」
     「いること」は何にも脅かされない。

    ・「どうして いつも」
     一番古いものがいつも新しく現れる

  • 自分が自分であることを喜び、この世に存在するあらゆるものとあらゆるいのちを慈しむ詩人。誰もが知る「ぞうさん」はじめ、自然や人間への賛美のうたの数々。
    収録作品:リンゴ/ぞうさん/わらいたくて ねむたくて/ほこり/ふしぎなポケット/せんねん まんねん他

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著者プロフィール

1909年山口県に生まれる。詩人。作詞家。25歳のときに投稿した詩で北原白秋にみとめられる。終戦後、出版社での編集職を経て、詩・童謡の創作に専念。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」などの童謡で国民的な人気を得るとともに数多くの詩を書き、1994年国際アンデルセン賞作家賞を受賞。詩集に『てんぷらぴりぴり』(大日本図書)などほか多数。2014年逝去。

「2023年 『ぞうのこバナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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