地果て海尽きるまで 下: 小説チンギス汗 (ハルキ文庫 も 1-49 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2005年6月1日発売)
本棚登録 : 55人
感想 : 6件
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- Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758431828
感想・レビュー・書評
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チンギス・ハンは金征旅の途中で倒れてからは、後継者達の跡目争いがメインになって爽快感は半減です。
覇道の意味を問う壮大な作品ですが、地の文に時々混ざるカタカナ英語に大草原から現実へ戻されてしまうのがなんとも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
チンギスハンが死んで、ハーンの座が推移して、フビライによる日本侵攻までで物語が終わる。チンギスハンが版図を拡大していく中で、自らの覇道にむなしさを感じながらも、もう後には引き返せない道に自らがいることを悟るシーンが君主とは何か?を強く考えさせた。モンゴルの版図は拡大するものの、チンギスハン自身の虚無感が増大していく様が印象的に映った。