道場破り―鎌倉河岸捕物控 (ハルキ文庫 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 159
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432085

作品紹介・あらすじ

赤坂田町の神谷道場に一人の訪問者があった。朝稽古中の金座裏の若親分・政次が応対にでると、そこには乳飲み子を背にした女武芸者の姿が…。永塚小夜と名乗る武芸者は道場破りを申し入れてきたのだ。木刀での勝負を受けた政次は、小夜を打ち破るも、赤子を連れた彼女の行動に疑念を抱いていた。やがて、江戸に不可解な道場破りが続くようになるが-。政次、亮吉、船頭の彦四郎らが今日も鎌倉河岸を奔る、書き下ろし好評シリーズ第九弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は3人組の状況に大きな変化はなく、割と軽めの内容でした。
    宗五郎親分だけでなく、同心の寺坂さんも物事を白か黒かだけで区別しない裁きの加減が絶妙で良い。
    こういう立派な先達の背中を見ているからこそ政次や亮吉がすくすく成長できるのだろうと思った。
    小夜さんはレギュラーになるのだろうか。

  • 女道場破りと今後どうなるのか?

  • スルスル読んじゃった。
    この巻はあんまりひっかかるところがなかったなぁ。

  • 鎌倉河岸 9巻

    赤ん坊を背負った女流剣士
    江戸の名のたつ道場破りを続ける理由は?

  • 第9作・・・読む順番を間違えた~政次が通う神谷道場に赤ん坊を背負った女剣士が他流試合を申し込んできた。立ち会ったのが町人の政次と侮って敗れた小夜は引き下がっていったが,十両を目の前に出して賭ける道場破りも出没し,何らかの関係があるかと金座裏は,強壮剤売りの隠居が寺回りの最中に刺し殺され,十数両を奪った浪人を捜す内に,仙台での二人の関係を探り出す。旅籠に泊まっていることを突き止めた政次は,剣術家を表に呼び出し,自白させた上で,立ち会って討ち倒した。連れと我が腕の未熟さで希望を失った永塚小夜は一端金座裏に引き取られ,神谷道場で汗を流して,もやもやを吹き飛ばし,ややっちゃばの隠居の離れに住まいを見繕ってもらった。見習い与力の新堂孝一郎の本雇いへの異論を聴いた政次は覚醒剤と麻薬の常習と嗅ぎつけ,救い出して,薬抜けを手伝う。政次としほの仲は更に接近する~読み始めたら読まなくては・・・いつのまにか,目新しい武器を手に入れていても! ちぇっ

  • すっかり主人公が政次になって来ました。
    そして新しいキャスト(小夜さま)も増えました。

  • 赤ん坊連れの女道場破り、永塚小夜の印象が強く残る巻。このキャラは非常に冴えていて、今後も重要キャラとして長く出張るのだが、青正のご隠居がまたイイ味出していて作者のキャラ作りの妙にいつも参ってしまう。猫屋のオヤジとか、ちょい役なのにものすごくキャラが立っててカッコいい。義理の親子の宗五郎&政次が二人連れ立って行動するあたりの、新旧二人の親分がいずれ劣らず華があって萌え。

  • 初版本

  • 同じく鎌倉河岸シリーズ。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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