虚構の殺人者: 東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫 こ 3-19)
- 角川春樹事務所 (2006年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758432603
感想・レビュー・書評
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図書館にて。
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安積シリーズ二作目。
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2009/7/19 チェック済み
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須田は、いたずらの共犯者を見る小学生のように笑った。
「大橋のことでしょう?チョウさん、大橋のこと、けっこう気にしてましたから……。村雨は真面目でいいやつなんですがね……。若い連中を育てるのはあまりうまくないかもしれないな」
安積は須田が捜査課にいることを、かつて不思議に思ったことがあったが、今では、まったく疑問を持っていない。
彼は須田に対して言い訳や隠しごとをしても無駄だと悟っていた。同僚にそう思わせる刑事は少ない。
「私が大橋と村雨のことを気にしているってことは、そんなに態度に表れてるか?」
「心配しなくたってだいじょうぶですよ。誰も気づいていませんて……」
「だが、みんな捜査課の人間だぞ。それに、事実、おまえは気づいている」
「そんなこと気にしてやしないからですよ」
(本文p.101) -
安積班、ベイエリア分署。
テレビ局のプロデューサーが殺された。 -
初代ベイエリア分署2冊目。
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安積班シリーズ2冊目(ベイエリア分署)
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2007.05.28 読