虚構の殺人者: 東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫 こ 3-19)

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  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432603

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて。

  • 安積シリーズ二作目。

  • 2009/7/19 チェック済み

  •  須田は、いたずらの共犯者を見る小学生のように笑った。
    「大橋のことでしょう?チョウさん、大橋のこと、けっこう気にしてましたから……。村雨は真面目でいいやつなんですがね……。若い連中を育てるのはあまりうまくないかもしれないな」
     安積は須田が捜査課にいることを、かつて不思議に思ったことがあったが、今では、まったく疑問を持っていない。
     彼は須田に対して言い訳や隠しごとをしても無駄だと悟っていた。同僚にそう思わせる刑事は少ない。
    「私が大橋と村雨のことを気にしているってことは、そんなに態度に表れてるか?」
    「心配しなくたってだいじょうぶですよ。誰も気づいていませんて……」
    「だが、みんな捜査課の人間だぞ。それに、事実、おまえは気づいている」
    「そんなこと気にしてやしないからですよ」
    (本文p.101)

  • 安積班、ベイエリア分署。
    テレビ局のプロデューサーが殺された。

  • 初代ベイエリア分署2冊目。

  • 安積班シリーズ2冊目(ベイエリア分署)

  • 2007.05.28 読

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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