八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434034

感想・レビュー・書評

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  • 美味しそうなお料理と江戸の様子が身近に感じとれるような臨場感が溢れすぎる(笑)
    食事制限中の私にはかなり酷な話だけど、読み進まずにはいられない。
    明日書店に行って『花散らしの雨』を手にしたいです。
    お澪ちゃん、負けるな!
    どのお料理も食べてみたいが、『とろとろ茶碗蒸し』が一番ヤラレました。
    巻末の付録に話のレシピが載っているのもこの本ならではで良い。
    絶対オススメです。

  • みをつくし料理帖第一作目。
    心に負担のない感動というか、自然に涙が出てくるような温かさがあってとてもいい。
    辛い過去を持つ人物が多いけどだれもが歪むことなく、それでいてただ綺麗なだけでなく、静かな強さで溢れている。
    ただ料理が美味しそうだというだけでなく、心から美味しいものを食べる人達の顔が浮かんでくる。
    また好きな本に出会ってしまった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「心に負担のない感動」
      通りで人気がある訳だ。此処で薦められて2冊購入済み。今読んでいる本が終われば読む予定。。。
      「心に負担のない感動」
      通りで人気がある訳だ。此処で薦められて2冊購入済み。今読んでいる本が終われば読む予定。。。
      2012/07/02
  • ホント料理小説は読むだけでお腹が空く。
    鰹田麩、心太、茶碗蒸し、酒粕汁、白味噌仕立ての牡蠣、鰹飯。
    どれも美味しそうで食べてみたい。
    上方と江戸との違いに戸惑いつつも、ひたむきに取り組む澪を見ていると応援したくなる。
    また、彼女を支える芳や種市達とのやり取りには何度も涙が出そうになった。

  • みをつくし料理帖 ①

    狐のご祝儀 ぴりから鰹田麩
    化け物稲荷をキレイにした縁でつる家で働く澪。
    八朔の雪 ひんやり心太
    旭日昇天と雲外蒼天。
    初星 とろとろ茶碗蒸し
    上方と江戸では出汁が違うー!!
    余半の梅 ほっこり酒粕汁
    つる家が火事に…でも澪は諦めない!!

    澪の料理に対する気持ちが詰まっており、
    美味しそうだし、妨害をしてくる登龍楼に負けるなー!!
    って気持ちになりながら読めたー。

    澪の生い立ちだけでなく、つる家の主人の旦那さん、
    澪の前の女将の芳さん、おりょうさんや太一ちゃん。
    それぞれが際立ってて良かったなぁー。

    澪が芳さんに、「お母はん」って言った所は
    あやうく涙が出そうだったよー。

  • 2021.10.10
    さすがに泣き過ぎじゃないか?と思ったら俺もよく泣いた

  • 『みをつくし料理帖』は、髙田郁による日本の時代小説シリーズ、全10巻。ハルキ文庫(角川春樹事務所)より2009年5月に第1作『八朔の雪 みをつくし料理帖』が刊行され、2014年8月刊行の第10作『天の梯 みをつくし料理帖』にて完結した。
    登場人物のその後を描いた特別巻『花だより みをつくし料理帖 特別巻』が2018年9月に刊行されている。
    2012年および2014年にテレビ朝日にて北川景子主演でスペシャルドラマ化、2017年および2019年にNHKにて黒木華主演で連続ドラマ化。また、角川春樹の最後の監督作品として松本穂香主演で映画化され、2020年10月16日に公開された。(ウィキペディア)

    小説よりもNHKドラマから先に入ったのもあり、文章と映像がシンクロする体験を味わった。
    登場人物たちのひたむきさや思いやり、筋の通し方など人物造形が素晴らしい。傑作です。

  • 高田さんの『みをつくし』シリーズ。
    巻末に料理の作り方も載っていたりで。過去に大阪ガスのお料理教室が開催されていたことを知って、残念行きたかったかなぁと思っていました。
    まだシリーズが刊行されたはじめの頃、職場の女性の方も順番に読んでました。20代から60代皆さんが読んで、主人公と幼なじみの太夫の行く末に、人情、恋愛、身分制度、上方や江戸、文化の違い、食文化が生活に密着してかなり異なる部分があると。休憩時間に感想を伝えあいました。別のシリーズのも面白いですよね。

  • 読んだら絶対ハマると思っていた。
    江戸のお料理物好きなんだよ〜〜!

    泣けて笑えて素晴らしい江戸料理小説。
    澪ちゃんは背負ってるものが大きすぎるけど、
    色んな人に助けられて幸せになって欲しい。

    すでに完結しているみたいだし、
    とても良いタイミングで読み始めたな。
    オトナ買いしてちまちま読みます。

  • たまには手のかかる料理を丁寧に作ってみようか、と思わせてくれる、食や料理に向き合う人々の温かい物語。
    昔の人の食材を無駄にせず、最後まで味わい尽くそうとする精神や工夫、知恵が素晴らしい。
    公開される映画も気になるし、小説の先のシリーズも読んでみたいです!

  • 美味しい料理を想像してお腹が空いてきます。澪さんの生きる姿と周りの方々の人情に涙が出ます。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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