パズルの軌跡: 穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫 き 5-4)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434362

感想・レビュー・書評

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  • 神様のパズル続編。宇宙を創造するという大きなテーマがあった前作などと違って、何だか全貌が見えない事件を解決していくという展開がいまいち。

  • 『神様のパズル』の続編。

    読みたかったような、読みたくなかったような……というのは、続編によくあるパターン。
    なぜなら、このパターンでこのシリーズは続いていきそうだから。

    沙羅華と綿さんのその後を読みたいひとは、どうぞ。

  • 人間のロボット化

  • 「神様のパズル」続編。前作では宇宙を作ることはできるか?というものすごいテーマをべたな学生の日常風景とのギャップで楽しませてくれるとても楽しいSFでした。今回は同じ登場人物が就職して社会に溶け込もうとしたところから始まります。テーマは前作の裏返し、「宇宙は作る必要がない。観察者としての自分が変われば宇宙が変わる」バラード的インナー・スペース(懐かしい!)へ向かうのです。自殺サイトに怪しげな宗教集団と、しかけが大きくなった分、作者の持ち味の日常からのギャップ分は少なくなってしまった感じ。でも、天才を作るために人工授精により生まれた性格に難あり美少女と、ぼーっとした主人公綿貫君とのでこぼこ具合が楽しいです。インナースペースらしく人間とは何か、にでこぼこコンビで迫ります。どうやらシリーズになりそうな気配。楽しみ。

  • 「課外活動」とだけあってまるっきり外伝。
    正直。。。。

    まあ、主人公の後ろ向き具合が実にシンパシーで
    同属嫌悪?

    他作の「宇宙をつくる」とか「宇宙船をつくる」とか
    に比較すると地味だと思うし、その分面白みに欠けた
    というのが感想。萌えを目指す作風とは違うと思うけどなあ。

  • 「神様のパズル」の続編。
    外界が変えられないなら内側を変えればいいじゃない!ってことで、今度は宇宙を造るのではなく、精神の改造に挑戦ですよ。このあたりの動機が、「どこに行っても馴染めない」という天才孤独ヒロインの心理と絡み合っていて、非常にいじましい感じがします。今回もナイスツンデレ。

    作者自身はヒロインが萌えキャラ扱いされるのが心外らしいのですが(今回表紙がおとなしいのもそのせい?)、普通、高飛車強気少女がぐずぐず泣いたりするような描写を入れておきながら萌えキャラじゃないとかそんな言い訳おかしいですよ!
    ともあれ主人公の変態具合とあいまってニヤニヤすればいいんじゃないのですか。


    ストーリーとしては、ちょっと先が読める感じがしたので前作ほどでは…という感じ。
    でも好きなんでこのコンビもっとやってください。

  • 神様のパズルで、森矢沙羅華として普通の女子高生として暮らし始めた沙羅華でしたが、やっぱり天才が凡人を演じ続けるのは無理があったようで、沙羅華は沙羅華のままでした。

    ノアス化を求める沙羅華の狙いは、加速器を破壊するプログラムを組み込むための演技だと思っていましたが、沙羅華とノアス化を否定する綿貫の問答で、天才として生まれて来ることを運命付けられた沙羅華の本心を曝け出しただけに、ひょっとしたら本当にノアス化を望んでいるのかもと思ってしまった。この件は読み応えがあってよかった。

  • 僕の世界観だとファンタジィ。神様のパズルの続編、そして一旦完結。とても綺麗な終わり方でした。

  • 2010.07.27 読了

    原作より映画のほうがおもしろい珍しい作品。
    映画のキャラと設定で続編やって欲しい!

  • 前作の『神様のパズル』と同じ宇宙に関わる話。

    今度は宇宙を自分の外に創るのではなく、宇宙を認識する自分自身を物理的に創り直そうとする話。

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