千両役者捕物帖 (ハルキ文庫 は 10-1 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 65
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435925

感想・レビュー・書評

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  • 仕事関係でもらってはいたけど、全然読まずにほっといたのを、そろそろかと思い読んだ本。
    例によって読んだ日忘れたので日付は適当。

    その後に続いていくシリーズもの。
    時代小説をあまり読まないので、作者の幡大介という人を知らなかったんだけど、まぁ面白かった。
    あっという間に読んで、次の作品、次の作品と読者を引き込む文章力があります。

    旅芸者の千代丸がひょんな事から桜山千太郎として同心を演じなければならなくなって…
    というのが、ざっくりあらすじ。
    まれにみる美貌、そして役者としての類まれなる才能で、時には娘、時には同心と演じ分けていくさまが見事。
    主人公を役者にした事で、少し無理目な設定すんなり入れるという、作者の目の付け所がたまりません。

  • シリーズ第一弾。

    旅芸人一座の女形・千代丸が、ひょんな事から町方同心の娘のふりをさせられた上に、さらに、“桜山千太郎”という同心に仕立て上げられ、難事に巻き込まれる話。
    まあ、設定にしろ展開にしろ、かなり強引なのですが、何も考えずに楽しめる感じです。
    桜山家には謎の事情がありそうなので、今後どうなるのか楽しみです。

  • 千両役者捕物帖シリーズ、1作目。

    幡大介さんの別のシリーズものに手を出しちゃった。「大富豪同心」シリーズも面白いけど、こちらも楽しい~。ある同心の家で、亡き娘と同心の跡継ぎの一人二役を演じさせられる羽目になっちゃう女形役者の千代丸だけど、、、ドタバタ劇は相変わらず楽しい。まぁ、強引すぎるかなぁと思うところもないではないが、終盤でのある方の登場場面には私も面食らった。な、なるほど、そういうこと?とりあえずの危機は乗り越えたけど、すべての真相が明かされるのはまだまだ先になるのかな。桜山家に隠された謎が気になる。続きに期待。

  • 女形が巻き込まれる形で同心になったり娘になったりするお話。
    捕物帖的にはどうなんだろう?
    主人公以外の旅芸人一座の活躍がめだって、主人公って何していたんだっけ?って感じでした。
    まぁ、一冊かけてプロローグってところでしょうかね。
    次巻以降の主人公の活躍に期待です。

  • シリーズ第一弾
    今後展開がまだ読めない始まり
    元小作の女形が同心と娘に時として変装し、奉行所内の悪?に挑み、危機に遭いながらも解決へ
    背後の大物は?例よりお美代の方が登場するので?

  • 千両役者を目指す気弱な女形・千代丸。頼まれて同心の娘のふりをしていたら、遠縁の若者として跡目まで継がされることに・・・

  • 2月1日~3日

    藤本勘太郎率いる旅芸人一座の千代丸は、本来は気弱な若者だが、類まれな美貌と天性の演技勘から、未来の千両役者と誰もが太鼓判を押す逸材。江戸で興行を立ち上げて大評判になったのもつかの間、同心の息子と娘を亡くした桜山家の御母堂・幸を慰めるため、娘の千代のふりをする羽目に。ところが桜山家を狙う与力の陰謀に巻き込まれ、千代丸は桜山家の遠縁の親戚・千太郎として跡継ぎの同心を演じ、一座は揃って下っ引きや用心棒を務めることになってしまう。八丁堀に渦巻く陰謀を解決し、千代丸は千両役者になれるのか?気鋭の著者によるコミカル時代劇の決定版。

  • この後の巻から読んだ。女形の千代丸が桜山千太郎という同心になってしまう話の第一巻。

  • この本、ずるい。
    話の途中で終わっている。

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著者プロフィール

一九六八年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員を経た後、CM製作会社勤務。イラストレーターとして広告に挿絵などを描いていたが、一九九五年、フリーライターに転じ、実録物など、数多くの媒体で活躍。二〇〇八年「天下御免の信十郎」シリーズで、時代小説作家として文壇デビュー。人気を博す。

「2021年 『騎虎の将 太田道灌下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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