虎が雨―立場茶屋おりき (ハルキ文庫 い 6-18 時代小説文庫)

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  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758436649

感想・レビュー・書評

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  • 立場茶屋おりきシリーズ第11弾。死の影など辛い出来事が連なる巻となった。その割には陰鬱な雰囲気が無いのは、ごちゃごちゃとした中で意外と淡泊な感じがするからだろうか。相変わらず言葉の使い方に興を削がれることも度々だが、ここまで来るとベテランだし分っててやっているのだろうと思えるほど。だんだん立場茶屋ではなく高級料亭と仕出し、孤児院の話みたいに成ってきたのがどうなんだろう?エピソード的には良いものがあるが、ある意味余計とも思えることに熱心であまり深く丁寧に語らないので勿体ないと思うこと多し。

  • おりきさんがあまりにもいい人すぎて★三つ。シリーズ最初の頃はこんなに無情にバタバタ人が死んでしまっていいの?と心配になったが、最近はかなり甘い作品に....。

著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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