銭の戦争 3 天国と地獄 (ハルキ文庫 は 11-3)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 97
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437080

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  • 韓国併合、吉原の大火、明治天皇崩御と激動する日本。
    そんな中、二十四歳になった狂介は、内国通運の株を賭けて、甲府の百姓と偽り、天一坊と戦いを始めることに。
    しかし、その背後には・・・・・・
    天才相場師の壮烈な〈銭〉の戦いを描く、大好評シリーズ第三弾!

  • 面白かった。相場の話、歴史の話、茶の話がそれぞれほぼ独立しているのが面白い。そのため主人公の天才ぶりがうまくぼかされて嫌みに感じない。四巻も楽しみ。

  • 早く第4巻でないかなー。面白い。

  • 20歳を超えて相場を待つ狂介。久々の活躍の場を作る。天一坊を利用した現日通の買い占めである。
    事実部分より架空の話が少し多くなってきた。

  • 明治・大正、株物語? 3巻目。
    天一坊との直接対決が読み応えがあります。

    現代では、規則やシステムなどでほとんど出来ないやりとりなのでしょうが、話の成り行きに、手に汗握ってしまいます。
    そして株界に新キャラ登場!(ちょっとアクが強いです。)

    いつまでたっても、ロシアとのつながりが見えませんが、どちらの世界も、引き込まれます。
    しかも、あのエグイ人物も登場する気配だし、今後の展開も見逃せません!
    (主人公はユダヤに手を貸すことになるのかな・・・?)

  • 自分の好きなシリーズなのだけど、多少マンネリ気味な感じがする。
    読んでいて安心といえば安心なのだが、最初に感じたドキドキ感が薄れてしまっている。
    時代の変化と共に内容も何か新しいエッセンスが欲しい。

  • ラスプーチンの怪しさが徐々に明らかに。相場を巡る激動の第一巻、第二巻に比べて登場人物の内面に迫った趣のある巻。内国通運の株を賭けた大芝居が見モノ!

  • 明治から大正にかけて、ラスプーチンが活躍。ヒトラーが最後に登場する。

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著者プロフィール

一九五九年、大阪府生まれ。一橋大学法学部卒業後、農林中央金庫、野村投資顧問、クレディ・スイス投資顧問、日興アセットマネジメントなど国内外の金融機関でファンド・マネージャーとして活躍する。著書に「銭の戦争」シリーズ、『ダブルエージェント 明智光秀』『ディープフィクサー 千利休』『能楽師の娘』『黄金の稲とヘッジファンド』などがある。

「2021年 『メガバンク全面降伏 常務・二瓶正平』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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