秘剣の秋 (ハルキ文庫 は 7-12)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437813

作品紹介・あらすじ

神田川沿いの柳原土手で、十八粒の薬を五文で売る「十八五文屋」が殺された。逆袈裟斬りで斬られた男の正体は、北町奉行所の隠密廻り同心だった。続いて南町の隠密廻りも同じ刀法で殺される。卯一郎は、二人が蘭学者たちを追っていたことを筆頭同心の坂巻から告げられる。シーボルト事件に刺激された両町奉行は、オランダ渡航を老中に進言している蘭学者の南方薫堂を危険視していたのだ。卯一郎は南方が主催する博洋会へ探索の手を伸ばすが、危険は家族にも迫っていた-。豊かな四季を背景に同心一家の活躍を描く、好評シリーズ第八弾が、長篇となって登場!

感想・レビュー・書評

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  • 第八弾
    南北の隠密周り同心が惨殺、背後には幕閣の対立、
    蘭学、密航等を引き合いに企てられる陰謀
    空きこまれた義弟の小吉は最後には冷静な判断

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。法政大学経営学部卒。会社員を経て執筆活動に入る。2006年『びーどろの宴 淀屋闕所始末』で作家デビュー。2016年、織田信長岐阜入城450周年記念プロジェクトの一環として『うつけ世に立つ 岐阜信長譜』を刊行、同作で第23回中山義秀文学賞候補。2016年、歴史時代小説作家集団・歴史小説イノベーション「操觚の会」創設に参加、副長を務める。2017年「居眠り同心 影御用」「佃島用心棒日誌」シリーズで第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。「無敵の殿様」「闇御庭番」「御蔵入改事件帳」などの人気シリーズの他、『労働Gメン草薙満』『ブリザード D6犯罪捜査チーム』など現代小説も手がける。

「2023年 『観相同心早瀬菊之丞 死のお告げ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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