手遅れでござる やぶ医師天元世直し帖 (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.25
  • (0)
  • (2)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 17
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437837

作品紹介・あらすじ

浅草で医療所を開く元御殿医の中星天元、願人坊主の朴念、早桶屋の竜次の三人は、悪を成敗する「世直し組」として奔走していたが、朴念や竜次と違い、心の奥に悪に対する憎しみがないのが天元の悩みだった。そんな天元に、主家廃絶の真相を探ろうとの相談が持ちかけられる。今さら、と思う天元だったが、調べを進めるうちに、廃絶の裏には幕府の陰謀があり、しかも、江戸藩邸の御殿医が深くかかわっていたらしいと分かってくる。そんななか、その元御殿医が土左衛門で見つかり、身の危険を感じる三人だったが…。朴念の過去も巻き込んで、真実を追う「世直し組」三人の活躍やいかに!大好評シリーズ第三弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 浅草で医療所を開く元御殿医の中星天元、願人坊主の朴念、早桶屋の竜次の三人は、悪を成敗する「世直し組」として奔走していたが、朴念や竜次と違い、心の奥に悪に対する憎しみがないのが天元の悩みだった。そんな天元に、主家廃絶の真相を探ろうとの相談が持ちかけられる。今さら、と思う天元だったが、調べを進めるうちに、廃絶の裏には幕府の陰謀があり、しかも、江戸藩邸の御殿医が深くかかわっていたらしいと分かってくる。そんななか、その元御殿医が土左衛門で見つかり、身の危険を感じる三人だったが…。朴念の過去も巻き込んで、真実を追う「世直し組」三人の活躍やいかに!

  • 第三弾
    三人のそれぞれの過去による立つ位置の違いを乗り越え、世直し組は?
    旧藩の御取り潰しに係わり、幕府の陰謀に加担した医師が、再度、事を起こす?

  • 『医は仁術なり』で始まる時代小説『やぶ医師天元世直し帖』の第三弾。

    “世直し組”として裏の顔を持つ、医師天元(てんげん)、願人坊主 朴念(ぼくねん)、早桶屋 竜次(りゅうじ)。
    それぞれの過去と向き合うことと、今起こっている事件とのリンク、そして偶然とも必然とも思われる3人のつながりを楽しめた。

    “世直し組”解散の話や対 幕府の構図も現れてきて、ちと驚いた。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    浅草で医療所を開く元御殿医の中星天元、願人坊主の朴念、早桶屋の竜次の三人は、悪を成敗する「世直し組」として奔走していたが、朴念や竜次と違い、心の奥に悪に対する憎しみがないのが天元の悩みだった。そんな天元に、主家廃絶の真相を探ろうとの相談が持ちかけられる。今さら、と思う天元だったが、調べを進めるうちに、廃絶の裏には幕府の陰謀があり、しかも、江戸藩邸の御殿医が深くかかわっていたらしいと分かってくる。そんななか、その元御殿医が土左衛門で見つかり、身の危険を感じる三人だったが…。朴念の過去も巻き込んで、真実を追う「世直し組」三人の活躍やいかに!大好評シリーズ第三弾!
    ---------------

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1949年、現さいたま市生まれ。埼玉県立与野高校卒業。人情味あふれる筆致と笑いのエッセンスを時代小説に取り込んだ作品群で多くの読者を獲得。

「2023年 『博徒大名伊丹一家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

沖田正午の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×