師弟: 新・剣客太平記 2 (ハルキ文庫 お 13-13 時代小説文庫 新・剣客太平記 2)
- 角川春樹事務所 (2015年7月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758439183
感想・レビュー・書評
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竜蔵、益々良い男になっていきますね。
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竜蔵の年上の一番弟子竹中庄兵衛の行きつけの茶店の茶汲み女が預かる少年の母親から便りが届かない。何かあったかと、文を代筆すると、、、勤め先をやめたと言う返事。良きことでやめたのならいいのだがと、調べてみると。
昔仇討ちのために剣を教えて助けてやった人が、郷里での仕事ぶりに藩主から上京を許され、農学の勉強に励むことになったが、何か表情が浮かない。
剣俠の人、竜蔵の父親「虎蔵」は生涯道場も持たなく弟子もいなかった。あるとき父親の墓参りをするとそこには、誰かが墓参りしたらしく、、、。密かに探索すると。
ある時から、刀袋で立会いを申し込む輩が現れた。もし負ければ、刀をもらうと言うのだ。剣技の油がのる30代の、しかも評判の武士ばかりが狙われすでに五人打ち負かされた。
なぜ自分に申し込まないと竜蔵は探る。その男は百姓家にいた。
明るく快活な竜蔵の活躍は痛快そのもの! -
読み終わった後は、相変わらず痛快な気分だ。
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剣客峡竜蔵が、それなりに道場主として落ち着きを見せつつも、義侠心から争いに乗り込んでしまうお話。母親と離れて暮らす少年の家出話、昔助けた夫婦の危機、父の墓参りで出会った訳あり女性の話、道端で果し合いをし剣を奪う男の話。テンポも人もいい!