流れの勘蔵 鎌倉河岸捕物控(三十二の巻) (ハルキ文庫 さ 8-52 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 32の巻)
- 角川春樹事務所 (2018年4月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758441568
感想・レビュー・書評
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再読。長期連載は辞めどころが難しい。ここが区切りかなぁ!
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2019.03.読了
これで最後なんて… -
九代目宗五郎たちは、京から豊島屋重右衛門の本祝言を無事に終えて帰路へ向かう風景が、事件のある江戸の話の間〃に書かれており、その大井川や箱根を通って来る道筋が、細やかである。
そして、江戸では、十代目の金座裏の政次は、子供のかどわかしの犯人を捕まえるために奔走に忙しい
。
前回、危篤であった亮吉も、日に日に、回復へと向かっていくのだが、、、
仁左親分、八州方も引き込んで、かどわかしを見つけ出していく。
弥一と香保お嬢さんのやり取りも、じゃじゃ馬らしいところも、面白かった。
最後は、宗五郎たちが、金座裏へ戻った時に、宗五郎は、政次へと、バトンタッチをする旨、隠居の心構えを明かす。
平成も今年で最後であるが、この鎌倉河岸捕物控シリーズも最後になってしまった。
十一代目が、大きくなる姿も見たかった気がするのだけど、、、無理かな? -
亮吉が落ち着いて、親分一行が京から帰って来たら、代替わりして完結ってことですかね。
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シリーズ物はキャラクターで読ませているので、32巻にもなるとさすがにネタ切れ。収まるところにすべてが収まって、というか収めて終わらせた、そんな感じ。何か特別なことがあるわけではないが、いつも通りに始まりいつも通りに終わった。そして、ここがシリーズの終わりだった。可もなく不可もなし。
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終わった
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内容(「BOOK」データベースより)
江戸は秋、瀕死の怪我を負った亮吉が本復に向かい、政次たちはほっと一安心。一方宗五郎ら一行は、当代豊島屋十右衛門の京での本祝言を無事終え帰路に着いていた。そんなある日、板橋宿の御用聞き仁左親分が金座裏を訪ねてきた。板橋宿で分限者や妓楼の子どもばかり狙った拐しが三件起きたが、その一味が江戸へ潜り込んだらしい。政次たちは早速動きだすが、そこに影の探索方「八州方」も参入して…市井の平和を守るため、金座裏の決死の闘いが火ぶたを切る!平成の大ベストセラーシリーズ、ここに感涙の終幕。
平成30年5月16日~18日