脅迫者 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫 と 5-9 警視庁追跡捜査係)
- 角川春樹事務所 (2018年7月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758441865
感想・レビュー・書評
-
新人時代に自殺と処理された事件に違和感を覚えた沖田は再捜査する。殺人ではないかと。関係者に聴き込みをするが、沖田は自分が尾行されていることに気づき、事件は怪しい方向へ…。この追跡捜査シリーズはいくつか読んでいたと思うのだけれど、こんな感じだったっけ? と驚きつつハイペースでページを進めた。沖田と西川のやりとり、西川の心の内を楽しみ、二人のプライベートを入れることで単調さがなくなり、集中して読めました。あんまりどうかな…というシリーズだったのですが、今回は楽しめ、今後が気になるので次作が出たら読んでみたいです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第7弾(?)
未解決事件を捜査する追跡捜査係の最新刊。
特に大きな事件もなく、平穏な時間を過ごす追跡捜査係の面々。
そんな時、沖田は警察を辞めて、実家の家業を継いだ元同僚と会い、20年前、自分が駆け出しだった頃の不可解な自殺の案件を思い出す。
仕掛中の仕事もないことから、再度調査に乗り出すが、そこには見えない敵が立ちふさがっていた…
う~ん、今回はいろいろと突っ込みどころ満載。
まず、自分の興味本位で、自殺で終わった事件を20年ぶりに再捜査していいのか?依頼者がいるならともかく、普通は上司の許可が下りないと思う。
そして、事件の背景にはありがちな有力議員によるもみ消し。それによる警視庁上層部からの圧力。
かなりのワンパターンな展開。
堂場作品には珍しく、他のシリーズの人間が登場しないことを唯一プラス点にしようかと思ったら、最後の最後にオールスターで登場。
これだけシリーズが出てしまうと絡めたいのは分かるけど、ファンとしてはシリーズそのものを楽しみたいのであるから、他のシリーズに人気を頼るのは、やはり面白くない。
沖田や西川の個性も段々なくなっているし、さやかの登場シーンが少ないのも残念。 -
とても面白かった!
超大物を敵に回して物語がどう決着するのかと思ったが
見事な納め方だった。
終盤の仲間とのやり取り、敵を追い詰める場面は圧巻。 -
初めての堂場瞬一さん。堂場さんはデビュー10年で100冊以上出されているらしい。とりあえず新しめの警視庁追跡捜査係シリーズ8作目を。過去の事件を再捜査すると対象が身内警察内部に西川沖田コンビは真相に辿り着けるのか? 一気に読めました。次回は堂場さんのスポーツ物にもチャレンジしてみたいです。
-
今年40冊
-
99沖田氏も大人になったもんだ。最初の事件の動機が陳腐だったけどね
-
2018/07/26
-
-
2回も読んでしまった
-
沖田刑事が新人時代に関わった事件が、まさかの未解決事件だったとは…。疑問に思わなかったら、どうなっていたか…。