風よ 僕らに海の歌を (ハルキ文庫 ま 14-3)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758442343

作品紹介・あらすじ

第二次世界大戦時、日伊共同の任にあたっていたイタリア海軍の特務艦が神戸沖にいた。乗組員の料理を担当していた兵士、ジルベルト・アリオッタはイタリア政府の突然の降伏で祖国に帰る道を断たれる。戦後間もない宝塚で日本人と結婚し、イタリア料理店を始めるジルベルトと家族たち。見慣れぬ料理は宝塚の人々を魅了していく。戦争に翻弄されながら、激動の昭和を生き抜いてきた親子三代の軌跡。彼らと交錯する、様々な人生。史実をモチーフに異郷に生きる人々の絆を描く感動のストーリー。(解説・野村雅夫)

感想・レビュー・書評

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  • 宝塚とイタリアの話

  • 117

  • 2019.08.23~08.25

    戦争によって運命を変えられた人たち。それでも、それを受け入れ、そして、自分のものとして、生きていく。強いよね、人間って。

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著者プロフィール

1958年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。2012年に「いつの日か来た道」で第19回松本清張賞最終候補となり、改題した『勇者たちへの伝言』で2013年にデビュー。同作は2016年に「第4回大阪ほんま本大賞」を受賞した。他の著書に『空の走者たち』(2014年)、『風よ僕らに海の歌を』(2017年)がある。

「2022年 『甘夏とオリオン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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