- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758442862
感想・レビュー・書評
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おじいさんのために奔走するヨモギの姿に、読んでいる自分も心が救われるような、そんな気持ちになり、終始微笑ましく気持ち良く読んでいました。
そして、読むまでは、こんなにおしえてもらうことがある作品だとは思いませんでした。
読書好きな自分にとって、本屋さんのお仕事にどんな仕事があるのかを知れたことが、大きかったです。また、時代は常に移り変わるものだから、変わらないとついていけないって事も肝に命じたような気がしました。
他にもヨモギやおじいさんの姿勢から学ぶことも多かったです。特に、ヨモギの神様に対する姿勢は、倣わなければいけないと思います。
起動にのりはじめたきつね堂がどうなっていくのか、続編が楽しみです。続けて読みたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キツネ耳にしっぽのショタが、優しいおじいさんのために古書店を復興させるため、大奮闘!というラノベもびっくりの萌え設定だ…。
六七質先生、こういう絵も描かれるんだったな…そうだった…。 -
東京神田の小さな本屋さん。そこの店主のお爺さんが倒れた時、助けたのは狐像が人間の姿になったヨモギくん。身体の弱ったお爺さんの代わりに、本屋を経営するヨモギくん奮闘記。
普通だったら、自分ではぜーったい選ばないジャンルと表紙。ファンタジーだし、表紙はかわいいんだけど、マンガチックというか…とにかく自分の本棚にはないタイプの本。でも夫が「読む本ないならこれ読め」と強く勧めるので買ってみた。
面白かった!まず、本屋さんのことが詳しく書かれてる。作者様は本がお好きなんだろうなあ…と感じさせる。そして、嫌なヤツが出てこない。コイツ怪しい…って人も出てくるけど、結構いい人だったりして。1日で読み切る本って久しぶりに読んだなあ。ほっこりしていい本だったなあ。きつね堂、どうなるのかなあ。続編も読もうと思う。
ちなみに夫はこの本、読んだことない。 -
読む前に想像していた様な内容の本ではなかった。けれど、キャラクターが可愛いく、応援したくなる。まるで彼の周りの登場人物たちと同じように。元書店員だった作者ならではの本。
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「ヨモギ、本屋さんになる」
毎日見ているだけでは。
常に綺麗にし祀っていたからこそ三匹は常に彼を見守り命を助け、その後の事まで行いたいと願うのだろうな。
人間として行きていなかった彼にとっては、まず日常というものから課題が出てきそうな気がするが。
「ヨモギ、お客さんと対面する」
商品を売るための知識。
言葉で言うことは簡単だが、実際に売るとなると市場調査をしっかりしなければ無駄な在庫になるよな。
偶然の出会いだったが、彼女が通りかかり話を聞けたからこそ少し成長出来たのだろうな。
「ヨモギ、新たなる加護を得る」
心の底にある罪の意識。
簡単に受け入れる事が出来る事ではないが、神の使いがやって来たとなると今までの行いを振り返ってしまうよな。
火の元なんてなかったのに、何故あの時おじいさんの元から出火したのか謎しか残らないな。 -
お稲荷さんの祠の近くにある小さな書店。店主のおじいさんはいつもお稲荷さんに手を合わせ、対の白狐像を可愛がってくれている。そんなおじいさんが目の前で急に倒れたものだから、白狐たちは大慌て。おじいさんを助けたいという願いが通じ、白狐のうち弟が人間の少年の姿に変身します。
少年が四六時中店を手伝っていたら、学校はどうなってるねんと通報されそうだと思うのは野暮でしょうか(笑)。少年が自分の素性を明かしても、おじいさんや近所の書店のアルバイト青年は驚かない。当たり前のように受け入れるのが温かい。御利益を売りつけようとする化け狸もどこか憎めなくて、やわらかい物語です。
狐からいきなり人間になったのに、稲荷神の御使いだから商売の基本は押さえているというのが可笑しい。「大船に乗った気持ちでまかせてください」なんて、少年の言うことやないけど、可愛いなぁ。 -
稲荷の祠を敷地内で祀る小さな書店。祠の前には一対の白狐像がいるのだが、その阿吽の白狐の一匹であるヨモギが、ある事情で店主のお爺さんのために、本屋の経営を、ご利益と縁を使いながら学び、建て直していく話。
何よりヨモギ可愛いし良い子ですね。神様の使いだけど、三谷さんも満更でもない感じで撫でちゃうし、狸もツンデレ感出てきちゃうし。
人と本、というよりは人と人(その他常世に縁のある者)同士の縁がいかに大事かを感じさせる話だっま。
少し不穏な感じを巻末で残しつつ、書店の建て直しの愉しい未来を想像できる終わり方は、さすが続編ものを多く書いている蒼月さんである。 -
これから、きつね堂がどんな書店になっていくのかが楽しみです。
まさかの三谷さん登場で嬉しいです。 -
本屋さん経営ファンタジー
1:ヨモギ、本屋さんになる
お稲荷さんの社の白狐のヨモギ、少年に変身しておじいさんに恩返しする
〇書店流通のレクチャーを受けているようでした
2:ヨモギ、お客さんと対面する
閑古鳥のなく本屋さんのレイアウトを考える
〇POP難しいよなあ。
おじいさんとヨモギの朝ごはんの光景がいい
3:ヨモギ、新たなる加護を得る
SNS で集客なるか?準備中。
〇家事の謎は次巻かな?マスコミの反対がミニコミなのかー
4:ヨモギ、神田を歩く
狸と狐、神田ぶらり
〇狸の石像、ほんまにあるんかな
見てみたいな
京都でカエルの石像がお稲荷さんの山に祀られていたのは拝見させてもらった
〇おじいさんとヨモギの絆をも少し見たい
〇お狐さんが現代機器を四苦八苦しながら扱っているのが面白い -
ビルに挟まれるように建つ、古い小さな本屋さんのお爺さんは、日課である敷地内の稲荷さんにお参りに来たところ、突然倒れてしまった。祠を守る石像の白狐ヨモギはお稲荷さんにお願いしたところ、ナント人間の少年の姿に!助かったお爺さんに休んでもらうため、老舗本屋の店員・三谷さん、イラスト上手な兎内さん、化け狸にお稲荷様やお兄ちゃん白狐のカシワの協力を得て、再びお客さんでいっぱいの本屋さんにするべく奮闘するヨモギのお話。ちょっとツッコミ所もあるけど、頑張るヨモギを応援せずにいられない、温かいお話でした。気になる黒猫はまた出てくるのか?