- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758444026
作品紹介・あらすじ
大学四年時に両親を事故で亡くした霜鳥夕子は、都内で飲食店を経営する会社・オオルリ亭に就職した。
旅館を営む両親に育てられた彼女は、お客様のため懸命に働いた父母のように生きたいと願ったのだ。
念願の渋谷店に配属された夕子を待っていたのは憧れの支配人と厳しいながらも愛情深い先輩たち。
慣れない仕事に悪戦苦闘する彼女が見ていく光景とは……。
「ほどなく、お別れです」の著者が、夢に進むすべての人に温かいエールを送る、もうひとつの感動作。
感想・レビュー・書評
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大学生の時に事故で両親を亡くした霜鳥夕子が、レストランで働きながら、その傷を乗り越えていく物語。
レストランに新入社員として配属され、出来たことに喜び、出来ないことに落ち込む。
周りの先輩たちに温かく見守られながら成長していき、自分は旅館を経営してた両親の背中を見ながら育ったんだと改めて意識する。
自分の新入社員時代を思い出して、共感した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと順調に進みすぎ…
オオルリ亭のような素敵なお店があったら行ってみたいです。 -
レストランオオルリ亭の就職した夕子の成長期。愛情いっぱいの先輩たちに支えられ、お客様のために何ができるかを模索する。
こんな職場ばかりだったらいいのにとフト思う。
弟の颯馬のその後が気になるけど、続かないだろうな。 -
還暦を目前に控えた身としてはこれからのことをいろいろ考えてしまう。そんな時に偶然手にした本である。
若かった時を思い出して、少しではあるが何かを目標にして前に進めるような気がする。たぶんいろいろな困難(健康面等)が徐々にではあるが襲ってくるだろう。自分だけではなく家族においても同じようにいろいろな試練が待っていることだと思う。だが、何となくではあるが立ち向かえるような心境になっている。
とにかく自分らしく一生懸命無理することなく時間を積み上げていきたいと思う。
何か人の役に立ちたいな・・・そんなことを思ってしまう作品である。 -
事故によって両親を亡くした霜鳥夕子
自分の居場所を作り出す為に辿り着いたのは自分と似たルーツを持つ支配人のいるレストラン
従業員皆意識がめちゃめちゃ高くてなんというか、疲れる
全員が同じ方向を向いているのが眩しい
終わりに向かって盛大に盛り上がっていく周囲
人との繋がりによって新たな知見を得ていく夕子
誠意を持って接すれば、違った一面が見えて来る
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大学4年時に両親を事故で無くした主人公が、大学卒業後、あこがれの支配人の下で働きたいと新卒入社でレストランで前向きに働く。ピュアで一生懸命な主人公をいつの間にか応援し、ふと思いがふくらんで、泣いてしまっている自分に気付くそんな物語。
◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC0673901X -
辛い状況にありながらもひたむきに努力し、強く成長していく主人公が素敵でした。周りの人も人として素敵な人ばかり。温かいお話でした。
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辛い状況ながら夕子が逞しく頑張って前に前にと進んでいく。とにかく力強く前向きで一生懸命仕事することの素晴らしさが垣間見える。周りのスタッフも良い人ばかりで職場環境も良くて素敵だなと思います。
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自己啓発系の本かと思いきやほのぼの系の物語でした。大卒新人のレストラン奮闘日記ですが、タイトル通り明日に向かって前向きになれます。嫌な事件などは一切起きないので、平和に読めました。