- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758444569
作品紹介・あらすじ
木挽町の芝居茶屋かささぎは、若い店主・喜八とその兄弟分・弥助、料理人・松次郎の三人で営む小さな店。
誰もが振り向く色男・喜八と冷たい風貌で女心を痺れさせる弥助目当ての女客や、
気の利いた小料理を求める常連に愛されている。
が、じつは喜八、かつて江戸市中の風紀を乱す無頼の徒と粛清され、命を落とした町奴かささぎ組親分のひとり息子。
それ故、鬼勘の異名をとる火付改・中山直房に、なにかと敵視され……。
芝居の町を舞台に、喜八と鬼勘の掛け合いが見どころの事件帖、人情たっぷりにいざ開幕!
感想・レビュー・書評
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木挽町の「かささぎ」は、若い店主・喜八と、兄弟分、弥助、料理人・松次郎とで営んでいる、芝居小茶屋である。
喜八の亡き父親が、町奴であったため、火付改・中山直房に、何かと敵視される。
少し、登場人物が、ぎこちなく感じ、落ち着かない。
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読み終わり、とても清々しい気持ちになります。
人物ひとりひとりが魅力的。喜八さんと弥助さんはもとより、特におあささんとおくめちゃんが愛らしい。
もう一つ、作者の篠先生の文章が私好み。続きが楽しみです
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面白かった。
次作が楽しみです。 -
時代劇ものの事件帖を初めてまともに読んだかも。
真相が解決する場面は先が気になってすらすら読めた。
時代ものも面白いなー。
これから喜八と鬼勘の掛け合いも増えていけばいいなーと思いながら続きを読もうと思う。
私的には230ページだけでにやにや(笑) -
新シリーズかな?
初午いなりだし…茶屋だし…
もっと料理本?グルメ本?かな?と思っていたけれど割とさっくり。
1作目はどうしても…入りきれない感はあるけど。
色々どうなっていくのか楽しみ!!!
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篠綾子の新しいシリーズ。
さて主人公は役者になるのかな? -
グルメ時代小説かと思いきや、元町奴の倅で芝居茶屋「かささぎ」を営む喜八を中心とするヤクザ人情小説だった。
喜八、その兄弟分・弥助、料理人・松次郎の三人で装い新たに店を開いた数日後、突如松次郎が行方不明に。聞くところによると、松次郎の倅・乙松が、盗みの疑いをかけられているらしい……。
己の正義と人情を元に行動し、決めるところで決める男たちが、ただひたすらにかっこいい。 -
傾奇者達を集めて纏めて、町の為に尽力したが、無頼漢であった事実により投獄され死亡した父を尊敬しつつも、その倅である事を自覚し仲間たちに報いたい喜八
芝居茶屋が舞台、歌舞伎が絡んで面白くなりそう