航空自衛隊 副官 怜於奈(4) (ハルキ文庫 あ 33-4)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758445665

作品紹介・あらすじ

南西航空方面隊司令官付き「副官」の斑尾怜於奈。
副官になって数ヶ月が経過し、なんとか業務をこなすことができるようになってきた矢先、経験したことのない事態が勃発。
隊内でのいじめを理由に自衛官が隊舎から飛び降りたのだ。対応に揺れる司令部。副官として怜於奈ができることは……。
自らも副官を経験した元幹部自衛官が、知られていないリアルな自衛隊を描く、大反響・本格自衛隊小説、第四弾!

感想・レビュー・書評

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  • 今回は隊員同士のいじめと飛び降り2件がメインの話。
    1件目は真面目な隊員が追い込まれた事件だったけど、2件目は被害者自身にも問題があり、前々から隊でも注意してきた人物。本当はクビにしたいのに、そこはがっちり守られた公務員。簡単にはいかない、というのがもどかしい。
    日本は民間企業でも解雇は簡単にできないからなぁ~、と実感こもって読んでしまった。

  • お仕事物の作品。

    自衛隊の副官って、目立たない存在ですが、そんな目立たない存在の仕事を物語にしているところが面白い。っていうか、どこからネタを拾ってきているのだろうか?意外に、毎度毎度、リアルにありそうな話なんだよねぇ。

    自衛隊幹部の異動周期って、1年とか2年程度だから、このシリーズはその任期が来て異動して終了という事か?

  • 副官付の三和3曹は目黒副司令官のドライバー。副司令官から褒められていたことを聞き、運行時間を短縮し失敗する。そんな彼にやりたいようにさせろと副司令官、VIP輸送時の緊急回避の訓練を企画する。
    斑尾玲於奈が所属する南西空において飛び降り自殺未遂が発生した。隊内のいじめが原因で関係隊員が処分されるが直属上司の小隊長の処分が重すぎると玲於奈は感じた。
    その後、演習期間中にさらに一件の飛び降り未遂事件が起こる。今度の隊員はサボり常習の問題隊員で玲於奈は分限免職の難しさを知る。

  • 2023/08/12 036

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著者プロフィール

小説家、軍事評論家。元幹部自衛官。著書に『黎明の笛』『深淵の覇者 新鋭潜水艦こくりゅう「尖閣」出撃』『半島へ 陸自山岳連隊』『北方領土秘録 外交という名の戦場』などがある。

「2022年 『ようこそ、自衛隊地方協力本部へ 航空自衛隊篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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