20世紀新言語学は何をもたらしたか (開拓社言語・文化選書 29)

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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758925297

作品紹介・あらすじ

本書は『素顔の新言語学』(1978年、研究社出版)の改訂増補版である。ことばとは何か。英語の構造はどのようになっているか。言語の普遍的特性は何か。変形生成文法の登場に伴う理論の進展とともに考察する。深い構造など、抽象的レベル問題のほか、文型論など、具体的問題に及ぶ。改訂増補にあたり、今世紀初頭における回顧と展望を含む「生成文法のその後と認知文法」と最近脚光を浴びている認知文法の立場から「英語の冠詞再考」の2章が加えられた。

感想・レビュー・書評

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  • 話を正確にしようとしているのだと思うが、本題に入る前提の話が長々していて、かったるかった。
    分かってるから、はよ本題、はよ。って思って読んでいた。
    チョムスキーの学説についてはよく理解できるように書いてくれていて、それはすごく良かった。変遷や詳細を知れたのがよい。

  • 僕には早すぎたらしい。
    なに言ってるのか、全然分からない…。

    構造言語学という学問、変形文法という理論の両方を自分で説明できるレベルになって初めて読める内容っぽい。特に、変形文法について知らなすぎでした。結構読んだつもりだったのになぁ。
    後、読み進めるのに激しくエネルギー使う。表現が政治家みたいで…。


    古いものを加筆を最小限にして改訂出版した、という点を考慮したとしても、もう少し読み手に負担の少ない表現をしてほしかった。という意味で、恐れ入りながら評価スコアを2とさせて頂きました。

  • 外国語として英語を学ぶといっても、必要とされるのはパラメータの細部を学習することだけである。
    日本語と英語では単語の成り立ちからして違う。
    大学の文学部の中でもっとも理学部的なのが、言語学である。

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著者プロフィール

1921年、静岡県生まれ。1944年、東京文理科大学英語学英文学卒業。東京教育大学教授、東北大学教授、筑波大学教授、芦屋大学教授、静岡精華短期大学学長を歴任。静岡精華短期大学名誉学長、東北大学名誉教授、文学博士。

主な著書: 『英語学研究』(1960)、Consonant Patterning in English(1962)[以上、研究社]、『構造言語学の輪郭』(1963)、『英語学の世界』(1974)、『新しい聞き手の文法』(1978)[以上、大修館書店]、『英語学概論』(1987)、『英語学史』(1988)、『納得のゆく英文解釈』(1995)、『英語学を考える』(2001)、『仕事場の英語学』(2004)、『英語学の見える風景』(2008)、『「そうだったのか」の言語学』(2010)、『ことばで考える』(2013)、『英語とはどんな言語か』(2014)、『知っておきたい英語の歴史』(共著、2014)、『英語クラスターハンドブック』(共著、2017)[以上、開拓社]、など。ほかに、翻訳書、編著が多数ある。

「2022年 『英文法総覧 大改訂新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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