よくわかる学級ファシリテーション3―授業編― (信頼ベースのクラスをつくる)
- 解放出版社 (2013年5月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759221541
作品紹介・あらすじ
先生や子どもたちがファシリテーターになると、教室に豊かな言語活動が育まれ、授業がとても楽しくなります。
子どもやクラスが成長する「信頼ベース」の授業の進め方を小学校国語、算数の授業事例などを用いて紹介します。
感想・レビュー・書評
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子どもとの信頼関係を築くことが、学級崩壊を防ぎ、1年間安定したクラスにするコツだということを学びました。
どんな世界でも、信頼関係を築くって、一筋縄ではいかないですよね。
でも、この本を読めば、ささいなことでも、続けていくことで信頼関係を築くことが可能だということに気付きます。
例えば、
①絵本の読み聞かせ
→やってみると、しーんとして子どもが話を聞くようになります。
子どもの心に、人の話を聞く土台が出来上がる、というような感覚です。
②ハイタッチ
→毎朝、子どもとハイタッチする。これ、簡単なのですが、やっている先生を私はほとんど見たことがありません。コロナ禍でも、腕タッチはできます。わたしは、現場にいたとき、これを毎朝続けました。すると、心がつながる感覚が築かれました。帰りも同じです。帰りの会が終わったら、ハイタッチ(腕タッチ)をしてから帰る、というようにしました。そうすることで、最低でも毎日全員と2回は対話が可能になるんです。子どもの変化にも気付きやすくなります。トラブルも未然に防ぐことができます。これは本当におすすめです。
③振り返りジャーナル
→最初は1行しか書けない人もいましたが、書かせるうちに、子どもたちが日頃どんなことを考えているのかが分かるようになります。わたしは、全ての授業で振り返りをノートに書く時間をつくり、毎時間花丸をしたり、コメントをしたりしてきました。最初は、書けなかった子も、1年たつとすぐに書き出すことができるようになりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示