しつけのできる親になる: 必要なのは正しい自信です

著者 :
  • 海竜社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759307030

感想・レビュー・書評

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  •  少なくとも私にとっては、厳しいことを言ってくれる本の存在は大事だと感じています。子どもが泣きわめく、私自身が疲れている、お友だちに合わせて…などなど、いろんな理由ですぐに「しつけ」に関する信念が揺らぎ、迷いが生じてしまう。今にばかり目が向いて、子育てのゴール=子どもを自立した人間に育てるということを忘れてしまう。反省しきりです。

     現代の子育ての難しさを実感できたのも読んでよかったことの1つ。豊かで物も情報も何でも容易く手に入るこの世の中で、親が子どもに与えすぎないようコントロールすることは常に意識しないといけないと思います。それは母親の手助けも同様。「愛情」という言葉を使えば美しく見えるけれど、何でもかんでも母親が手を貸すのは優しい虐待だと思っています。特に次男の子が生まれたら、徹底的に意識して子育てするつもり。

     また、意味のあるガマンと無意味なガマンを区別して子どもに教えることの大切さも知りました。子どもが納得していないのに力や言葉でねじ伏せるガマンを強いるのは、子どもの自己主張の芽を摘んでしまう。一方させるべきガマンもあり、親は一度決めたことを曲げない強さを持つことが大切だと思いました。

     子育ての難しさを感じるばかりだけど、日々成長して反応が変わっていく娘の姿を見るのはこの上なく面白い。一方、子どもにしがみ付かないよう、自分の人生も大切に生きたいと思いました。

  • 2011.7月 初読 市立図書館

  • p60、p201、p220の引用が印象的

    かわいいかわいいだけでは単なる甘やかし。将来きちんと自立していけるように躾をしていくことが子育て。また夫婦の役割分担もきっちり見えるように理解できるようにしていくことが大切。

    今日からやってみよう

  • いつも、とっても厳しい、田中喜美子さん!今回もすごかったです!
    耳が痛い!どころか、頭まで痛くなるような辛口。。。でも、こういう自分とは対極にいる方の意見っていうのが、自分を成長させるキー、になると信じて、冷静に、客観的に、取捨選択しながら(?)読みました。

    印象的なところの抜粋です。

    * しつけとは何か

    しつけ、というと、すぐマナーの問題に片寄せて捉えがちです。しかし、「しつけ」においてもっとも重要なのは、こうしたマナーの問題ではありません。それは子どもが人間として生きていくうえで一番大切な「他者を尊敬し、信頼する」という心の土台を作ることです。
    では、親が、子どもの心に刷り込むべき「しつけ」の土台とは何でしょうか。
    それは親が、子どもに人間として信頼されるということです。

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