- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759813043
作品紹介・あらすじ
事故のきっかけになる人間のまちがい、ヒューマンエラー。それはときとして深刻な事故を招く。甚大な被害をもたらすヒューマンエラーは、どうやって防げばよいのか。本書では、事故の発生する過程に注目して、事故をその構造から捉え直し、ヒューマンエラー抑止の理論を考察。さらに、すぐに役立つ実践的なテクニックの一端を、問題形式で紹介する。
感想・レビュー・書評
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着眼点を学ぶには、読み易く、かつわかりやすい解題がされており、系統的にこういう領域を学ぶには良い一冊です。個人的には、トヨタ生産方式のトレーナー研修で学んだムダトリのポイントとの共通点が多々あり(特にポカヨケ、工数削減など)、改めて勉強になった。
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ヒューマンエラーの専門書。読みやすく、わかりやすい。仕事に役立てそう。
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読む前は硬そうな本だ思っていたら、非常におもしろい本でした。
著者は人間の行動メカニズムを情報学・認知科学の観点から研究されている方で、企業のヒューマンエラーに関するコンサルタントも請け負っているようです。
著者によれば、ヒューマンエラーとは簡単に解明できない問題とのことです。
一見、人的な要因の事故であっても、そこに至るまでの原因は複数の事象が複雑に絡み合っているもので、本書では多種多様な例を挙げて、これを検証しています。
事故とは麻雀やトランプの役のようなものという例えがしっくりきました。
本書のタイトルからは連想されないような、哲学や古典からの引用も多く、非常に興味深く読ませていただきました。
純粋におもしろい本だと思います。
幅広い視点で問題を追及する実践的な方法が書かれているので、「職場でミスが多発して困っている」というような方にはヒントがあるのではないでしょうか。 -
この本を読めばある程度はミスが減るだろう
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読みやすかった。
これで,私も少しはヒューマンエラーを防げるかなぁ…。 -
ヒューマンエラーについての本を初めて読んだ。(他に比べるものがないので星4つはテキトウです。)
一つのエラーをとっても、見る人によって何を原因とするかが違い、何を原因をするかによって対策も違う。それを具体的に書いてくれているので、視野が広がる。
第6章の「あなただったらどうしますか」では、いくつも例題が出されており、著者の解答が添えられている。クイズ感覚で面白い!