未来の記憶のつくり方―脳をパワーアップする発想法 (DOJIN選書 19)

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  • 化学同人
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759813197

作品紹介・あらすじ

さまざまな不安が渦巻く世の中で、とかく暗くとらえがちな未来。そんな未来を明るく変える力が「未来の記憶」。そもそも記憶といえば過去にかかわること。一方で予定や展望を記憶することもまた記憶。これが「未来の記憶」だ。その未来の記憶を生み出すのが、過去の記憶を引き出し、現在と組合せる「今の記憶(ワーキングメモリー)」の力。本書では、「今の記憶」を鍛えることで、「未来の記憶」を明るくする方法を提案する。

感想・レビュー・書評

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  • ミラーシステム=見ること、は技術技能の伝播に重要な役割を果たしている。見ればできるようになる。

    偽の記憶=催眠療法家とクライアントの共同作業で、筋書き通りの記憶が作り出される。

    催眠下で未来を描いてもらって、3か月後の自分をみつめると、実際にそれが実現する。

    イメージトレーニングは正しいトレーニングをしたあとにそのイメージを繰り返すとトレーニングと同じになる。

    思い込み=プラセボ効果は脳にとっては真実。

    流動性知能、統括性知能、結晶性知能=年を取ってからのほうが向上する。

    記憶力がよい人は、おさらいをしている。
    記憶したい場面では感情を伴わせる=心を動かす。
    記憶を引き出すトレーニング。
    音と視覚の療法で記憶する。
    3の3の3で覚える。
    目を閉じたほうがワーキングメモリーが働く。

    脳は水分を除くと半分は油=油をきっちりとるのは脳によい。

  • なかなか面白いほん。

    序盤は、カウンセリングの解決志向型アプローチのやり方なんかが簡単に紹介されている。参考図書として、黒沢幸子さんの本も挙げられているほど。ミラクルクエスチョンとか、ナラティブセラピーのテクニックが入っている。

    後半では、それぞれ、記憶について簡単に説明している。勉強をして、記憶に残る覚え方をするには、やっぱり、一つ一つしっかりと理解をしながら覚えるというのが、定着しやすい、ということがのっている。
    あと、3分の1ぐらい、忘れかけてきたら、復讐するとか。池谷さんの本では、翌日、二週間後、一か月後、と、復習をするといいと、期間で示していたので、この違いはちょっと興味深い。

    あと、英単語とかは、声を出しながら手を動かして書きながら、文字を見ながら、意味を考えながら、いろいろと同時に使いながら覚えるといいと言っている。


    ワーキングメモリーに関しては、訓練によって伸ばすことができるということをうたっていて、そのための訓練をいくつか紹介している。(たしか、シャドーイングはなかったような気がするな)
    音読とか、後出しじゃんけんとか、そういうのが乗っていた。

  • 未読

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著者プロフィール

公立諏訪東京理科大学情報応用工学科教授、地域連携研究開発機構 医療介護・健康工学部部門長。応用健康科学、脳科学が専門。子どもから高齢者を対象に、脳トレ勉強法、認知機能低下予防、仕事力アップなどの著書や教材の開発多数。テレビや雑誌、NPO活動を通じ、脳科学と健康科学の社会応用を呼びかけている。

「2021年 『やさしいぬり絵 昭和の子ども編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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