鳥脳力―小さな頭に秘められた驚異の能力(DOJIN選書32) (DOJIN選書 32)
- 化学同人 (2010年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759813326
作品紹介・あらすじ
鳥脳は小さいから低機能、なんて大きな誤解。道具をつくり、ピカソとモネの絵を見分け、バッハとシェーンベルクを聴き分け、自己像を認知でき、論理的な思考をし、言語だって理解できる。そんな鳥脳に標準装備の能力と、訓練によって獲得できる能力とは何か。かれらの"心"にどこまで迫れるか。さまざまなオモシロ実験から明らかとなる、小さくても高機能な鳥脳の魅力をご堪能あれ。
感想・レビュー・書評
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タイトル&装丁買いしましたが、これが非常に面白かった!!超有名アフリカングレイパロット(ヨウム)のアレックスやカラスの実験をはじめ色々な実験をダイジェストで図付き参照。こちらの博士の実験の中心になるのがハト。ハトてほんとうに面白いですねぇ。ハトってマンガで描かれたハトはある程度ハトだと認知できるらしい!解りやすく噛み砕いて説明してくれているうえに、プチっとツボにハマる面白話しが満載。読んでいてほんとにワクワクします。
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鳥の記憶力、道具使用、帰巣能力、絵画や音楽の判別力、論理、言語への理解力などについての実験報告である。帰巣に関して、太陽の位置のほか磁気を感知するナビゲーションを脳内のどの部分に備えているかなど興味深い。しかし、平易な文体の割に専門的な内容で、ほとんどうわべしか読み取れなかった。研究室での実験ではなく、自然の中での生態観察から知れる鳥能力でないと面白味に欠ける。
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教授が書いた本は私にとってたいてい文章構成や語彙が難しいのだけど、これも同じ。一度読了したけど、あと3回くらいは読まないとたぶん完全に理解できないと思う。でもすごく面白かった。絶対に全部理解する。がんばろうー。
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鳥の脳の機能とその限界を室内実験により探求した事例をわかり易く紹介している。鳥の心の働きから知る人間の心。脳の損傷を伴う実験には、良心がざわついた。鳥肉は好きなので、我ながら矛盾しているけれど。
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2010夏期スクーリング 心理学 テキスト
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星新一さんのショートショートを思わせる一文に爆笑したり、最後の謝辞でしんみりしたり。凄く良い体験をさせて頂きました。ありがとうございました。