前世療法

制作 : 赤根洋子 
  • 柏書房 (2008年5月21日発売)
3.46
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  • レビュー :12
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760133482

作品紹介

ある日のこと、ベルリンの敏腕弁護士である45歳のシュテルンは、ガールフレンドの看護師カリーナから、工場の跡地に呼び出された。彼女と共に現れた10歳の少年ジーモンは、自分がその場所で15年前に人を殺したのだと話すのだった。一笑に付すシュテルン、しかし地下室からは、彼の証言どおりに白骨死体が発見される。その前世殺人の証言は、死に至る病に苦しむ孤独なジーモンのために、カリーナが善意で受けさせた前世療法以後始まっていたのだ。新たな前世殺人を語り始めるジーモン、そしてシュテルンの回りで次々と起こり始める奇怪な出来事、逃げられない渦に巻き込まれる彼らの運命やいかに…他では味わえない、恐怖と感動のサイコスリラー。

前世療法の感想・レビュー・書評

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  • 「治療島」と同じ作者だったので。

    なにか物足りない。
    前世療法、というタイトルから想像したほどは前世療法が話の中心ではなかった。
    期待したよりも比率が少し低い感じ。

    脳腫瘍を抱えた少年の導きで、次々と死体を発見していく場面も比率が低かった。
    もっとこの死体が連続殺人の犯人を暴く重要な要素になるのかと思っていた。

    元ポルノビデオの制作者、悪の世界への道案内のボルヒェルトがもうちょっと活躍してほしかった。
    いきなり車の故障で戦線離脱とはひどすぎる。

    最後の奇跡は予想できたが、私の求めていた奇跡は癒しだったし。

    私の妄想通りでなかったとしても、
    ペットのためのミサに飛び込んでしまったのは面白かったし、
    スーパーの掲示板が犯罪に使われているという設定には驚いたし、
    最後の浜辺の場面は美しかった。

  • 以前ラジオキラーを読んで、面白かったので、借りてみた作品。帯の煽り文のようには絶叫所はなかった気もしますが笑、なかなか面白かった。テンポもよく読みやすかった。けれど、オチのインパクトが少々薄かった気も…。でも概ね満足。他作品も読んでみたい。

  • ワタクシ、久方ぶりに図書館から本を借りてみました。そのうちの1冊がこちら「前世療法」。
    ブクログで書名から検索すると、小説ではない書籍がたくさん検索結果に上がってきたので意外でしたけど、「前世療法」というのは、医学的に立証されているかは別として、1つの療法としてあるみたいですね。私の苦手なソッチ系という意味で、ヤンワリ“ムー系”とでも言っておきましょうかね。なので借りた後に電車で本を読むのに最初勇気が要りました。だってソッチ系に傾倒してるって思われたらアレだから。

    という前置きはさておき、ドイツ人作家によるサイコスリラーです。ドイツ人が書く本ってほとんど読んだことが無くって、もしかしたら「アンネの日記」以来かもしれない。物語の主人公はやり手の刑事事件専門の弁護士なんだけど、彼が巻き込まれていく状況はともかく、彼がそこまで事件にのめりこんでいくという部分がイマイチ理解できないので、最初は物語の展開に置いていかれるような印象を受けましたが、作者が元々放送作家であるせいなのか、非常にテンポよく話が進むので、読み進めるごとに先が気になっていく感じです。まるでDVDをチャプターごとに見ているかのように、すすっとチャプターが切り替わっていくような物語の展開によって、最初に感じた違和感みたいなのもどんどん消化されていって、最終的には全ての伏線を回収してまわるのです、さすがリサイクル先進国ドイツ。違うか。無駄な登場人物がいないし、といってこのサスペンスの犯人探しは非常に困難で、2度3度と裏切られたのです。グロテスクな描写があるので、そういうものが苦手な人はやめておいたほうがいいと思います。

    作者セバスチャン・フィツェックは作家デビューしてから、3冊目となるこの本を含めて3冊全てがベストセラーとなっているらしいので、他の本も読んでみようと思います。

    ところでこの本(1,600円するちょっとデカいサイズです)、後ろのページというか、裏カバー部分、作者紹介が載っていますが、作者がヒジョーにクールにキメてますので、必見です。。。

  • 10回は絶叫しなかったけれど、え!なぜ、どうして、まさか!の連続で読み終えるまで落ち着かなかったのは数ある書評どおりでした。

  • いつもながらつかみはOK、解決直前までガッチリ鷲掴み
    結末は毎度拍子抜けなわけですが、それはサスペンスの宿命かなーと…

  • 途中までとても面白かったけど・・・
    最後はちょっと...

    なんとなく消化不良(;´▽`A``

  • とある少年が自分がしたことが“あるはずのない”、人を殺した夢を見る。
    なんともリアルで、なんとも緻密な夢。
    そしてその夢の真意を確かめるとそこからは遺体が。。。

    続きが気になりぐんぐん読めるが、ラストの落とし方は少し残念。
    でもやっぱりこの作家は上手い。

  • まあまあの作品。ただ、この作者のこれまでの作品を読んだ後では物足りない感がある。ラストもやや尻つぼみ。
    くどいようだけど、まあまあの作品ではある。

  • 前々作『治療島』を読んだときの衝撃はなかったし、前作『ラジオキラー』を読んでいるときのスピード感もなかった。それでも最後まで読んだのだけど、オチも今ひとつだったので次回作に期待したい。

  • 個人的にはラジオキラーが好きかな。
    でもこれはこれでよかったと思います。

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