ホロコーストを学びたい人のために 新装版 (KASHIWA CLASSICS)
- 柏書房 (2012年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784760140930
作品紹介・あらすじ
加害者と被害者の両方の視点から見た"未曾有の惨事"。ホロコーストの全体像を簡潔に把握できる入門書。
感想・レビュー・書評
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タイトルは原題は「デア・ホロコースト」。邦訳の題名は「ホロコーストを学びたい人のために」で初学者用概説書とうたってはいるが、中々全く前提知識を持たずに読むのはやはり困難と思われる。ホロコースト全体を概観し俯瞰するのには200ページないのでいいかも。
映画等で軍事的側面の第二次世界大戦やナチスやホロコースト関連の知識は蓄えた!という程度の知識があれば概ね読めはすると思われる。が、漫画などでもいいから概説的にこの時代、第二次世界大戦でも特にヨーロッパの主要な時系列上の簡素な知識や主要重要人物の人柄や行ったことを知っておくと良いだろう。
(このレビューは後日加筆訂正ありえます)。
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2014年5月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
通常の配架場所: 開架図書(3階)
請求記号: 234.074//B35
【選書理由・おすすめコメント】
このテーマは嫌われ避けられたりする事が多くなりがちだが、これからの世界で同じ事を繰り返さないためにも全世界の人達に読んでほしいと思う。
(社会経済システム学科3年) -
”ホロコーストって聞いたことあるけれどよく知らない”そんな人にも、ホロコーストについて分かりやすく書かれているこの本。見て見ぬ振りをし続けず、一度人間の負の遺産について考えてみませんか?
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本当に酷い話がたくさんあるものだ。
ホロコースト研究の問題領域の1つはユダヤ人による抵抗運動。ここではその道徳的主張と事実の学問的立証の可能性の双方が他の論点で見られる以上に激しく衝突している。
もう1つの側面は非合法の中で生き延びること。
アメリカに亡命したくとも、ドイツのスパイと思われて、アメリカに行くのも簡単ではなかったようだ。
それにしても読破するのは辛いというか気が滅入る内容である。