巨龍・中国の新外交戦略: 日本はどう向き合うべきか

  • 柏書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760144075

作品紹介・あらすじ

中国の安全保障はどこへ向かうのか?習近平政権中枢の意図を徹底解明し、日中関係打開へのシナリオを描く!日本語版オリジナルの書き下ろしに加え、識者の寄稿を2篇収録。

感想・レビュー・書評

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  • 中国の委細る防衛に対する考え方は、拡散や軍備管理問題に対する中国の過去の姿勢を顕す典型的な一例。中国は速い段階からミサイル防衛の開発と配備に対して明確に反対の姿勢を反対していた。

    中国は国際システムでの自国のイメージおよび地位を大幅に改善するグローバル地域安全保障政策を行っている。この安全保障政策は国際規範、地域の期待、アメリカの国益に沿うものである。中国の台頭が逆に地域の安定に混乱をもたらし、地域大国との対立を招く可能性がある。
    アジア各国はARFや上海協力機構のみならず、ASEAN+3y東アジアサミットなど異なるタイプの安全保障メカニズムを懸命に構築しようとしている。

    ASEANでは対話と意見の一致が最も重要である。目的は対話を通じて全参加国に快適さを提供すること。ARFには事務局がない。安全保障は集団安全保障や正式な防衛構造によって強化されるっものではなく、むしろ対話を基本とした社会化プロセスを通じて強化されるものである。

    不拡散、軍備管理分野の規範と実践において中国の支持を取り付けたい場合には、建設的な国際プレーヤーであるたという中国の願望にアメリカは注目すべき。

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