おつまミステリー

著者 :
  • 柏書房
3.12
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本棚登録 : 52
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760151479

感想・レビュー・書評

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  • 「おつまみ」に関する雑学がおもしろそう~
    と思って読んでみた

    「おつまみ」の雑学と「おやじギャグ」と「おつまみにあんまり関係ない話」と「脱線してよくわからない話」が入り混じってました。

    ジャイアントコーンの話が一番おもしろかったな~。

  • お酒とおつまみが好きならば手に取らねば、という責任感で借りた一冊。

    …読みにくい。なぜこんなにも読みにくいのか。
    知識や情報部分が多過ぎて頭がパンクするのか。話題があちこちに飛びまくる印象もある。途中で挟まれる筆者の感想もやたら多いし、ユーモアある一言?のところは滑ってる気もしなくもない。

    筆者が使ってみたいフレーズや語彙、〆の雰囲気が沢山あったのかもしれない。そして豊富な知識故にそれを使いまくったら大渋滞、となったのかもしれない。


    ただし、ジャイアントコーンの生産地は世界で唯一、ペルーのウルバンバ村周辺のみ。
    買付は日本とスペインのみらしく、買付が同量だとしても2国で3000トン/年(日本が輸入するトウモロコシは1500万トン/年)。

    これはやたら印象的だったので覚えておこう!


    こうやってメモすると雑学の宝庫だった気もするのに…。

  • 脱線しておつまみと関係ない雑学の話ばっかりになるのが残念。参考文献見る限りネットで得た情報をもとに書いているっぽい。

  • おつまみ、それも気の利いた一品ってやつではなくスナック等でみられる昭和の香り漂う出すだけ系安価なおつまみのことについてうんちくが語られている本。
    ところどころ悪乗りや笑いをとろうと凝りすぎた文が出現し、淡々と書いてあるほうが面白いのにな・・・と思ったりもしたが、全般に楽しい読み物。

    インドネシア中央研究所はピーナッツ育成種として、ゾウ、トラ、野牛、シカと名付けた四品種を配布している。このような趣旨を千葉県にある千葉県農林総合センター(落花生研究専門公的機関)で日々品種改良している

    酢だこさん太郎にはタコが使われていない(魚肉すり身)駄菓子界のマジシャン菓道

    おつまみ界は(都こんぶやハッピーターンの魔法の粉など)魔法と縁が深いらしい。

    梅をそのまま漬け込むとペクチンが果肉から溶け出して梅は柔らかくなってしまう。それを防ぐのがカルシウムだ。(カリカリ梅)

    レーズンバター菓子はヨーロッパでは葬儀用に用いられる(カソリックの習慣)

    チョロギにはアクティオサイドという抗酸化作用がある成分に富んでいて胃酸を中和してくれる

  • ジャイアントコーンの生産地は、世界で一か所、ペルーのウルバンバ村だけ。そして、それを買い付けるのは、世界で二か国、日本とスペインだけ。なとりが「チーズ鱈」を発売したのは1982年。意外に新しい。金沢には、おからを使った鯛の唐蒸しという郷土料理があるそうだ。から寿司という食べ物もあるし、おからと魚は相性がよいのかも。海苔の佃煮といえば、桃屋の「江戸紫」と「ごはんですよ!」が思い浮かぶが、関西には「磯じまん」と「アラ!」という商品があるらしい。いそじまん、という音を聞くと、日本酒の方が思い浮かぶ。飲んだことはないが。海苔が大量に養殖できるようになったのは、イギリスのマンチェスター大学の藻類学者、キャサリン・メアリー・ドリュウ=ベイカー女史の功績だそうだ。全国の海苔漁民は、寄付を募って、それを讃える顕彰碑を宇土市住吉神社に建てたらしい。という具合に、いろいろと意外なことが分かって、そこそこおもしろかった。2019年8月11日付け読売新聞書評欄、読書委員が選ぶ「夏休みの1冊」「語り合いたくなる本」。

  • ミステリー作家による「おつまみ」の雑学と食エッセイ。

    おやじギャグのようなタイトルだけで手に取った(笑)ミステリー作家が書いたということで「ミステリー」と付いてるんだろうけどミステリー要素はない。
    おつまみとはお通しの一品料理とは別のもので、乾物やナッツなどの既製品のイメージだそう。
    カシューナッツの生り方に驚き!カシュ―アップルと言われ林檎のような匂いがするらしい。ぶら下がってる様はきのこみたい。
    ものすごい久しぶりにレーズンバターを見た気がする。レーズン嫌いだけどこのフォルムが好きなのは、チョコチップクッキーと似てるからだろうな

  • 初めて浅暮さんの作品を読みました。
    読みやすかった。

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著者プロフィール

1959年兵庫県生まれ。関西大学卒業後、コピーライターを経て、98年『ダブ(エ)ストン街道』で第8回メフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『石の中の蜘蛛』で第56回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。

「2022年 『我が尻よ、高らかに謳え、愛の唄を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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