学校・家庭でできるメディアリテラシー教育: ネット・ケータイ時代に必要な力

著者 :
  • 金子書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760823604

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  •  時代が進むにつれて、メディアが多様化し、受け取る情報量が半端なく増大した。今後もこの傾向は続いていくだろう。ニューメディアが生みだされ、情報の波に飲み込まれた時、人はどうなるのであろう。様々な事件や社会問題がある中で、メディアリテラシーを子どもたちと考えていくことは、子どもたちの未来にとって重要だと感じた。その基本はクリティカル・シンキングである。受動的に流されてくるものに、よく吟味し、「本当にそうだろうか」「それでよいのだろうか」などと疑いつ考える態度が求められる。
     ・メディアに接して奇妙なことに気づいた時に、そのことについ
      て考える習慣をつけることで、メディアの向こう側の人の意図
      を想像することができるようになり、メディアリテラシーの向
      上につながる。
     ・メディアリテラシー教育は、特定のメディアに対する能力の
      育成を目指すとともにとどまらず、様々な文脈において、ク
      リティカル・シンキングを発揮できることを目指す必要性が
      ある。
     ・同調圧力と携帯電話の関係。同調圧力とは、周囲の人と同じで
      あろうと社会的な圧力である。
     ・思春期特有の課題から、大人も子どもも目をそらさないこと
     ・メディア教育では、「送り手の意図」を推測させることが重要
     ・リサーチリテラシーは、調査データに関して批判的に読み解く  能力
     

  • 【新刊情報】学校・家庭でできるメディアリテラシー教育―ネット・ケータイ時代に必要な力 http://t.co/w4OaBOr 375.1/フ TV、ゲーム、PC、携帯…。メディアを主体的に使いこなす能力をどう身につけさせるか。学校や家庭でのメディアリテラシー教育の進め方を解説

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著者プロフィール

1965年生。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学(教育学修士)。2010年より千葉大学教育学部教授。メディアリテラシーやディベート、環境、数学など新しい授業作りに取り組んでいる。

「2017年 『考えよう 話そう 道徳! 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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