丸山豊
一九一五(大正四)年福岡県生まれ。三七(昭和一二)年、九州医学専門学校(現・久留米大学医学部)卒。四〇年から陸軍軍医として中国、フィリピン、ビルマを転戦。四六年の復員後、久留米市にて豊泉会丸山病院を開業。医師として働く傍ら詩作を行う。四七年、詩誌「母音」を創刊。谷川雁、川崎洋ら九州の詩人たちが参加した。七三年、第一回久留米市文化賞受賞、七四年、第三三回西日本文化賞受賞。八九年、日本現代詩人会主宰の先達詩人顕彰受賞。六三年にはアラゴン主宰の『フランス文学』誌上で「十人の日本詩人」に選出される。八九(平成元)年、アラスカ・アンカレッジにて客死。
「2021年 『月白の道 戦争散文集』 で使われていた紹介文から引用しています。」