ゲーム理論トレーニング

著者 :
  • かんき出版
3.40
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感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761260781

作品紹介・あらすじ

ゲームや勝負には相手がいます。相手に勝つには、単純な足し算だけでなく、かけひきや頭脳プレイが必要です。このかけひきや頭脳プレイを研究するのが「ゲーム理論」というわけです。昨今のニュースを見るまでもなく、日本人は国際社会で、あまりにもかけひき下手です。そこでこのたび、ゲーム理論を実践的に身につけられるように本書をまとめることにしました。クイズの本のように、やさしい演習形式にしてあります。

感想・レビュー・書評

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  • 人づきあい・投資・恋愛・企業間競争すべてがゲーム!そのゲームに勝つための「ゲーム理論」のエッセンスを、具体的で簡単なクイズを解くことで身に付けることができる「ゲーム理論の入門書」です。恋も仕事も戦争も「かけひき」上手が勝つ?!

  • ゲーム理論的な思考法の演習をしたくて読んでみましたが、あくまでもこの本は一般向けの書なんだという印象を受けました。内容も初歩的なものが多く、またトレーニングにあたる部分も他の同種の本で出しつくされたような陳腐な問題が多かったです。ゲーム理論に初めて触れるような方にとっては読みやすいのかもしれません。

  • この本で何か大きな事を学ぼうと構えるよりも、軽い気持ちで読み始めた方が良い。例として挙げられている問題もシンプルであり、頭を柔らかくする本としてお勧め。

  • ゲーム理論の本って意外に少なく感じる。そのなかでもしっかりと基礎を教えてくれる本だと感じた。
    この本で基礎を学んでから、もっと深い本を読めば吸収も多いかと思う。
    とても良い本でした。

  • 第一部:ゲーム理論の基礎的内容
    ・相手の立場に立って先読みする
    ・勝とうとせず、負けないようにする
    ・最適確率を見つける(ピッチャーは直球と変化球を投げる割合を3:7にした時が最適解なのに対し,バッターは3:7と予測してはいけない→2:8と予測した時が最適解となる)
    ・同時ゲームから交互ゲームに問題を分解する
    ・均衡から抜け出すには:協力・交渉・報酬を支払う,請求する・脅す・努力で確率を変える、ルールを変更するなど

    第二部:実践的内容
    第一部の内容を恋愛・選挙・戦争・市場グローバル化の場面に当てはめる

    【感想】
    「ゲーム理論」という分野を初めて知った.
    この本がゲーム理論の基礎中の基礎という位置づけなので,とても読みやすい.しかし,物足りなさを感じた.
    ゲーム理論では「ゼロサム(誰かが得すると誰かが損する)」が基礎となっているような印象を受けたが,「デフレを克服するには新商品開発→新規市場の開拓」というパートを読み,イノベーションこそがwin-winに変えられる,と関係のないところで妙な責任感を感じたり.

  • 前半はまずます、ゲーム理論の初歩が分りやすく描けていた。
    大学以来10数年ぶり。あの頃はこういった解説本がなかったのだが、きっと授業が面白くなったと思う。

    中盤でだいぶだれた。もうワンステップ上がりたいのか、同じ延長戦なのか、ちょっと詭弁的で実際には役に立たない論調が続く。

    後半は蛇足。理論でもなんでもなく、作者の世の中への思いと不満。

  • 人付き合いもビジネスの駆け引きも、全てゲームとして捉えられたらどれだけ楽しいだろう。

  • これは面白い本だった。
    内容もとても噛み砕いた感じで書いてある。
    ビジネスにとって必ず必要となってくるゲーム理論だがとっつきにくくもあるゲーム理論。
    それを本当にわかりやすく書いてあった。おすすめ。

  • 昼休みふらっと行った本屋で、面白そうと思い手に取る。ゲームの理論だが、それ以外でも使えそうな事も多く興味深く読んだ。

    【学】
    セオリーを見つけろ

    じゃんけんは最初はグーが多い、相手が出したモノを次に出すと勝てる。
    →パー、パーが良いかな。

    ゲームで本当に大事なのは勝つことではなく、負けたときの損失を減らすこと

    損失は割合を計算せよ

    無念無想打ち
     身も心も打つ心になって、無念無想で攻撃するのが最重要の攻撃

    結婚マッチングではプロポーズする側が有利

  • 難しい式が出て来ないので数学が苦手な人に優しい。ゲーム理論の基礎の基礎知識を「体感できる」本。「学べる」という表現を使う程は詳しい説明がない印象を受けた。『ゲーム理論はこういうことを考える学問なんだなあ』と感じれたので面白かったし良かった。
    ただ実践を重視したと最初に書いてある割には非現実的な、説明のための例が多かったと思った。

  • 今のところ今年1番面白いと感じた本(まだ今年始まって数日だけど)

    これからお金を稼ぐときにも必用な考え方が書かれている

    損失は割合で考える
    1000円→750円 250円 25%の損失
    750円→500円  250円 33%の損失

    儲けより損失に注目する
    1000円→700円 30%の損失
    700円→1000円 43%の損失(1000÷700=1.429)
    ※だからFXでも損切が重要になってくる!


    戦略を練るためには、まず選択肢を徹底的に発見する

    勝ち逃げの極意-モノマネ作戦
    ルーレットなどで自分1200枚持ち、相手800枚持ちでラストゲーム
    相手がかけた同じところに同じ枚数だけかける。


    ミニマックス戦略
    マックス(最大)の損失をミニ(最少)にする
    ゼロサムゲームなどに効果的

    相手の戦法に関わらず一定に持ち込むことが確率戦略の基本

    囚人にジレンマの最善策は「しっぺ返し」

    ナッシュ均衡
    自分以外の全プレーヤーが均衡点の戦略をとるとき、
    自分もそれをとらないと得にならない

    相手の立ち場になって考える。先読みする。

    リスクの分散
    資産を①預貯金②有価証券③不動産(貴金属)と3分割にして管理

  • 3

  • 所在:展示架
    請求記号:417.2||A26
    資料ID:11200696

  • ゲーム理論の入門書

    誰でも読めるようにわかりやすく、例を具体的にあげてあり、読みやすかった。

    ただ、初歩的なものだけでなく、少し掘り下げてもよかったかなって思う。

  • ゲーム理論の入門書的な位置づけ。
    書いてあることはすごく薄いので、何か他の本を読んだことがある人は物足りないけど、その分さらりと読める。300ページくらいあるけど読み終わりまで3時間くらい。

    ピッチャーとバッターの例題では、ピッチャーは直球とストレートが3:7で来ると予想した時が最適解なのに対し、バッターは2:8で予想した時が最適解になる。非対称な点で安定になることが分かり、ここは非常に面白い部分だった。直感と実際の乖離はやられたって感じがして良いです。
    後半は有名なパラドクスの紹介。囚人のジレンマに代表されるように、ゲーム理論はパラドクスと親和性が高いんでしょうけど、この本でパラドクスを見ても面白くないなあ。作者が問題パクられたとかいう新書についても、そもそもこの本が古典からの引用集だしその本もそうだったんじゃないのと邪推が。

  •  読んで良かった。後半は、理論ではなく、トレーニングになっていたのかな。
     小学生でも読めるテキストだと思う。

  • 世の中にある必勝法がなぜ、そうなのかをわかりやすく説明。単純な数学的な理論では、現実に即した問題がのせてあってよい。

    結婚ゲームの話や、ずるをされた場合の対処法などは、すごくおもしろい。

  • 11/2:良書。こういう考えを知っているか否かで、大事な分岐点に立った時に正しい選択肢を選べるのであろう。ミニマックスの考え方など実にスマート。ただ、様々な効果、利益、順序を自分と相手のを数値化するという事がむつかしそう。特に気持ちを数値化するのはコツが要りそう。
    10/30野球や戦争を例にあげてたりして、非常に分かりやすいな。これがゲーム理論の本質かどうかは定かではないが、書かれていることはものすごくスッと入ってくる。

  • 読みやすくつくってあり、例を示しながら説明しているのですが、入門書と言えども物足りない。

    ゲーム理論はほんの入り口をさわっただけで解説も薄く、最期は筆者の個人的主張が並びうんざりしてしまった。

    学ぼうとするのなら、別の本を使ったほうがいいでしょう。

  • 相手の立場に立ち、先を読む

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著者プロフィール

国際情報学研究所理事長

「2018年 『大人のIQクイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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