男の子が自立する子育て

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 67
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761267384

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  • 常識的な内容のみ

  • 2012.7.18 市立図書館

  •  芝中高で理科を教え、啓明学園校長、本郷の校長と歴任した著者が、男子中高生をどう教え、どう育てて、いかに「自立」と「自律」を身につけさせるか、という話。
     全体として分かりにくい本だった。自立が大事、という話で自立じゃなくて自律だとか(そして結局自立も自律の違いも説明されているが、結局同じようなものなんじゃないのか、という気もしてくる)、ピンと来ない。あるいは子育てよりも、本郷ではこんな取り組みをしています、というような学校紹介的な要素もあって、子育てについて知りたい親向けに書いているものなのか、あるいは受験生の親向けなのか、教員向けなのか、曖昧だから読みにくい、というのもあるかもしれない。例えば「生活の記録」を書かせるシートの例が載っているが、こんなことを親がやったら子どもはドン引きだろう。さらに、著者の生まれ育った長野の自然の中での原体験が、著者の教育や生き方に対する考え方に大きな影響を与えているが、その体験があまりにも都会人のなかなか経験しないものなので、どことなく腑に落ちない部分が多い。
     その中でもなるほどと思った部分をいくつかメモする。いじめ自殺のような重い問題に考えさせた後で、あえて議論はしない、「およそ結論が見えている問題は、議論したことによって一種のカタルシスを生み出します」(p.51)という部分、確かに授業のどこかでカタルシスを生み出してやろうというのが多くの教師のやろうとすることなんじゃないかと思うが、あえてモヤモヤしたまま、苦しめたまま置いておくもの、というのがあるという話は納得した。あとは「信頼と感謝」を子どもに伝えていくことが大事(p.173)というのは、いろんな本で述べられていることで、やっぱりそうなんだなあと思った。(16/11)

  • 私立中高一貫校の校長先生による教育論。
    自分で立つ、自分を律する、という自立と自律。
    エリートは、こうやって作られるのでしょう。

  • 379.9 登録番号8295

  • 2011年6月
    川口市立図書館で借りて読みました。

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