プロフェッショナルマネジャーの仕事はたった1つ

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761269333

感想・レビュー・書評

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  • ■大学の教授が書いたリーダー論であるため、実態と理論と乖離があるのか、ないのか。そういう視点で読んだ。
    ■マネジャーの本質的な仕事とは、「適切な情報を配る」こと。マネジャーは「情報を獲りに行く」(マネージング・バイ・ウォーキング・アラウンド)というのも共感。ハーバート・サイモンの「限定合理性」(すべてわかって物事ができるということはあり得ないという考え方)には納得。
    ■しかし、P.24の①~④で最も大事な仕事は何かの正解には納得がいかなかった。マネジャーは成果を出すためにいるのであり、その他はそのための手段でしかないはずだ。
    ■ロバート・カッツの3つの能力や「ゆで蛙」の話はすでに知っていた。
    ■第5講人事部の論はピンと来なかった。企業の人事部の人に話を聞いて講義をしているのだろうが、人事部の建前論をうのみにしていて、人事部にいない人による人事部への目線には配慮がない。
    ■企業のサラリーマンを長くしている人間にとって、この本は理論より理屈としか感じられない。著者の理論は正しいが、著者が実践を体感していないことがわかってしまう内容だ。

著者プロフィール

慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネス・スクール)教授。
1973年慶應義塾大学工学部管理工学科卒業、75年同大学院工学研究科修士課程、78年同博士課程修了、84年ハーバード大学経営大学院(ビジネス・スクール)博士課程卒業、同大学より経営学博士号を授与される。1978年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助手、85年助教授を経て、94年より現職。
専門は組織行動学、組織とリーダーシップ。

「2010年 『ケースメソッド教授法入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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