- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761271725
感想・レビュー・書評
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2016年の本で、買った当時「大したことないな」と流し読みして放置していたんですよね。それを今回、本の整理をするためにしっかり読み直しました。
6年後の2022年現在の感想はやはり「新しく学ぶことはないな」だったのですが、妙な期待なしに読んだことで「PCに不慣れな人には良い本かもしれない」と思いました。
本書はざっくり説明すると「Windowsのショートカットキーまとめ」です。もっと大枠だとキーボード操作説明書なのですが印象に残るのはショートカットキーだと思います。ショートカットキーは特別な機能でなく、機能の呼び出しをキーの組み合わせで効率的に実現するものなので、何かPCで目標を実現するにあたって知っている必要はありません。
知らなくても時間が多少かかるだけなので、ショートカットキーを知っているかどうかはタイトルの通り「仕事が出来る(早く済ませる)」ことに繋がるかもしれませんが、本人のポテンシャルの有無を表すわけではないと思います。誰でも知らないことは出来ません。だからこそ、ショートカットキーという存在、キー操作で殆どの操作が可能だという考え方を本書で知るだけで(既に知ってる人を除いて)誰でも世界が180度変わるような体験も出来るだろうなと思いました。
ヨビノリたくみさんが「科学の眼鏡」という表現をしていますね。こうやって一つ道具を手に入れるだけで世界の見え方は一気に変わります。それは人間関係や進路といった大きなイベントかもしれないし、ショートカットキーのような些細なものかもしれません。また人によっても必要なものは異なります。自分には必要にないなと思っても蔑ろにしてはいけないなという当たり前のことを6年経って本書を読み直すことで気付かされました。
ちなみに2016年の本なのでWindows8の操作方法やInternet Explorerの紹介だったりと内容は古いです。また、Classic Shellを始めとした便利ツール押しです。個人的には、セキュリティ的に仕事用のPCで好きなものを入れられると限らないし、頻繁に使う人ほどリプレースや複数端末を想定してデフォルト環境からあまり弄らない方が良いと思っているので、あまりツールを入れるのは反対です。筆者は複数の会社を経営する代表取締役なので入れるのに反対する人がいないのでしょうし、あくまで好みの話です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ショートカットキーの説明や、早く仕事ができるPC環境の設定方法がたくさんあってわかりやすかったが、今の仕事でoutlookを使っていないこともあって、結局PCで検索した方がショートカットキーが出てくるという結論に至ってしまった。