東大の先生! 文系の私に超わかりやすく高校の数学を教えてください!

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 654
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761275013

作品紹介・あらすじ

〈R18指定〉
高校生は決して読まないでください!

5~6時間!!で
高校文系数学がほぼ終わってしまう
「奇跡の書」ついに発刊!

本書は高校文系数学に挫折してしまった大人のための
「最速・最短でやり直しができる本」です。

日常でも使える超実用的な内容に加え、
なんと!!高校文系数学(※)のページ数は、中学版の前作よりも短いのです!

その秘密は…
世界初!!
西成先生が本書のためだけに考えた
「高校文系数学の超最短ゴール」にあります!
このゴールを目指すだけで、
高校文系数学で押さえておきたい最重要の単元が
ほぼすべて学べてしまいます。

さらに、理系コースの人だけが学ぶ
幾何の最終兵器「ベクトル」と人類の宝「微分積分」の内容も
豪華特典として収載しました。

全国の数学難民の読者からの
「高校編も読みたい!」という熱い声援にお応えし、
あの伝説の授業、再び!!

(※国公立大学の受験で文系コースを選択した人する人に出題される数学の範囲)

感想・レビュー・書評

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  • 実用数学の面白さを実感できる。
    今まで点だった知識が繋がった感覚が得られた。
    数学を俯瞰して学べるし、イメージできるので習得も早いと思う。
    とてもおすすめの本です。

  • 数学は受験の時のセンター試験が最後である。
    自分の時ははベクトルがあったのだが、今は無いのか…

    それはさておき、受験数学のためというよりは、数学の持つ考え方や公式の成り立ちの説明に重点が置かれている。そのため、具体的な問題はほぼ出てこない良い。

    丁寧に順を追って説明されており、難解でも無く、きちんと理解できるようになっている。標準偏差や三角関数に残っていたモヤモヤとしたものが晴れ、すっきりと見通しが良くなった。

    前版の中学数学や、統計学も読んで見たいと思う。また、今後は応用編が出ることに期待したい。

  • 数字は得意だが、数学には苦手意識がある自分にとって、その苦手意識を克服できるのではと思い、この本に手を伸ばした。前半はスルスル頭に入ってきて、そうだったのか!とアハ体験を何度もして悦に入っていたが、後半の図形のところが自分にはしっくりとはせず、やり頭にモヤができてしまった。
    とはいえ、数学の勘所や考え方がわかったことにより、苦手意識は消え、ちゃんと勉強してみたいとさえ思えるようになったので、当初の目的は達成できて大満足。

  • 中学数学編よりも多少難易度は上がりましたが相変わらずよく分かる本です。

    相変わらず数学を学び直すだけでなく何のために数学が存在しているのか、実際にはどんなことに使われているのかなど教養としてもとても素晴らしい一冊です。

  • タイトルに偽りなし。文系で、高校数学で挫折したレベルの人に対してなら、超分かりやすい。

    唯一ベクトルで概念に親しめず少し引っかかったけど、そこ以外はスルスルと入って来た。

    多分日本人の3割程度は同じくらいのレベルで挫折してると思うので、1家に一冊あっても良い。

  • 公式をなぜこうなるのか、と丁寧に説明されていて分かりやすかった

  • NDC分類 410

    5~6時間で高校文系数学が終わってしまう「奇跡の書」ついに発刊!学校で挫折した人ほど、理解できる。オトナのための「使える知識」が最速・最短で身につく!

    目次
    1日目 もっと数学を楽しもう!
    2日目 楽勝で!高校文系数学の「代数」をマスターする!!
    3日目 超あっさり!高校文系数学の「解析」をマスターする!!
    4日目 爆速で!高校文系数学の「幾何」をマスターする!!
    5日目 特別授業1 幾何の最終兵器「ベクトル」を学ぼう!!
    6日目 特別授業2 「微分積分」で未来を予測してみる!!

    著者等紹介
    西成活裕[ニシナリカツヒロ]
    東京大学先端科学技術研究センター教授。専門は数理物理学、渋滞学。1967年、東京都生まれ。東京大学工学部卒業、同大大学院工学研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了。その後、ドイツのケルン大学理論物理学研究所などを経て現在に至る。『渋滞学』(新潮社)では、講談社科学出版賞などを受賞

  • 久しぶりに数学やったら、楽しいなー!

    勉強にも、
    目的と全体像が必要だな、と改めて思う

  • 生徒役と先生の対話で進行し、生徒役がきちんと苦手な人が陥りがちな罠に引っかかってくれるので、親しみやすくわかりやすい。
    また、全体的になぜこれがすごいのか、どう使われているのか、という話が出てくることが多く、その度に気持ちが盛り上がります。
    ただ高校生当時にこれを読んで数学伸びたかどうか考えるとわかりません。「知りたい」「分かりたい」という気持ちがある今読んでいるからこそ、すっと入ってくるし食いつけるのかなと思います。

  • 本書で一番嬉しいことは,公式を覚えることを推奨していないこと。簡単な例を立て,そこから自分で公式を導き出せばよいからだ。
    中学,高校の頃,なぜこんな複雑怪奇な公式を覚えなければならないのかと疑問に思ったが,概念を理解していなかったからだった。とは言え、覚えておくと便利なのは否定しない。

    ただ,ルールはある程度覚えておく必要がある。例えば,三角比を考える際は直角三角形の直角は右下に来なければならないとか、cosθの位置は左下に持ってきて位置で記憶するなど。あとは,ベクトルの始点と終点の書き方や時計回りになるとベクトルがマイナスになるとか。

    一番面白く感じたのは順列と組み合わせの章で,競馬の3連複や3連単を例にして解説してくれるため,分かりやすく楽しい。今までオッズが○倍以上にならないと割に合わない等と考えないでかけてきたがこれからは意識してみるか。残念ながら競馬必勝法は書いていない(当たり前)。
    物事の手順が何通りというのは,結構日常生活でも出てくるため,便利である。

    それにしても,積分で昔の偉い人たちが,多少の誤差は無いものとしてしまえと雑に考えたところには感服してしまった。
    思えば「解なし」も明確な答えが出ている訳ではないし,平均値の出し方も何通りもあってそれぞれ答えが異なるし,意外と数学もいつもピッタリ正確ではないんだなと。

    読後は覚えているが1週間もすれば忘れてしまうだろう私にとって,本書は手元に置いておきたい一冊。

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著者プロフィール

東京大学先端科学技術研究センター教授。専門は数理物理学、渋滞学。
1967年、東京都生まれ。東京大学工学部卒業、同大大学院工学研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了。その後、ドイツのケルン大学理論物理学研究所などを経て現在に至る。
予備校講師のアルバイトをしていた経験から「わかりやすく教えること」を得意とし、中高生から主婦まで幅広い層に数学や物理を教えており、小学生に微分積分の概念を理解してもらったこともある。
著書『東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!』(小社刊)は全国の数学アレルギーの読者に愛され、20万部突破のベストセラーに。『渋滞学』(新潮社)で講談社科学出版賞などを受賞。『とんでもなく役に立つ数学』(KADOKAWA)、『東大人気教授が教える 思考体力を鍛える』(あさ出版)など著書多数。

「2022年 『東大の先生!文系の私に超わかりやすく物理を教えてください!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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