不器用な子どもがしあわせになる育て方 ー コグトレ

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 339
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761275020

作品紹介・あらすじ

生きづらい子どもの「3つの不器用さ」を改善する「コグトレ」

不器用で生きづらい子どもには
「認知力」が弱い
「対人力」が弱い
「身体力」が弱い
という3つの特徴があります。

本書ではこの3つの力を改善する画期的なメソッド 「コグトレ」 を紹介。
不器用さが改善され、「できること」がどんどん増えていきます。

感想・レビュー・書評

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  • ★★★
    今月5冊目
    コグトレ。発達障害の子のトレーニング。
    必要だなこれは。絶対無理に普通学級入れるより支援受けた方が伸びるよね

  • 癇癪と頑固が激しい下の子が気になり読了。
    子の不器用さと、親の不安はまさに当てはまる。
    ただ小学生ころから顕在化とあるため、コグトレをできるレベルではないから、まずどうしようかなと。気づく→観察→応じる からかな。
    まだ感情を出すし、親にぶつけてくる分、わかりやすい年齢だ。
    また数年後、小学生になったころに読み返してみたい。



    1.なぜうちの子は生きずらいのか?
    ・生きづらさは小学生ころから顕在化
    ・不器用な子どもが生きるために欠かせない3つの輪
    「A.子どもの特性」「B.支える大人の存在」「C.本人の環境」
    ・不器用な子どもたちは普通の子のような「困っているから助けて」というサインを出さない
    2.生きづらい子どもの3つの特徴
    「認知力の弱さ」「対人力の弱さ」「身体力の弱さ」
    ・認知機能の弱さは、学習能力のつまずき、対人スキルの乏しさにつながる
    3.生きづらかったこどもはどんな大人になるのか?
    ・IQ70~84までがグレーゾーンで約14%存在と言われている
    4.不器用な子どもへのシンプルギフト
    ・子供たちの適性に気づきそれにあった機会を大人が作ってあげること
    ★安心できる大人の存在が基本(安定の土台)
     ①子どものサインに気付く
     ②子どもの状態を観察する
     ③子どものサインに応じる
    ★自分の力を発揮できる(チャレンジできる)環境を整える(伴走者)
    ★保護者も不安で次の3パターンを取りやすくなる
     ①戦う…強く叱る、人のせいにする
     ②逃げだす…気づかないふりをする、ほかのこと(仕事など)に没頭する
     ③固まる…子どもの言いなりになる、甘やかす
     →特効薬はない。気づくことがスタート
    5.子どもと一緒にコグトレをはじめよう
    ・コグトレ…認知機能に特化したトレーニング
    https://kanki-pub.co.jp/pages/kogutore/

  • 「安心の土台」と「伴走者」
    そんな存在になれたらいいなと。

  • ケーキの切れない非行少年たちを読んで、この本も読んでみようと手にしました。非行少年の本当の姿を見出し、人らしく生きていくための力を身につける方法を編み出されたのだと強く感じました。
    発達障害を抱える子育てにも役立つ著書だと思います。

  • めちゃめちゃいい本です。

  • 一応読んだ…けど、実践できるほどは読まず…

  • 宮口氏のどの著書でも
    ほぼ同様の内容が書かれており、
    大きく変わり映えのしないものであるが、
    それほどまでに肝要なことなのだろう。

  • 途中まで(P126)

    ・自己評価とは他者のとの関係性の中で育つ
    ・微小運動・・・靴ひもを結ぶ、ボタンをかける、字を書く、ハサミを使う、折り紙を折る、楽器を演奏する
    ・引きこもり、いじめ、将来しごとに就けるか、ひとりで生きていけるか、悪い人にだまされたり、利用されたりしないか、誰にも理解してもらえず、将来犯罪に走ってしまわないか
    ・グレーゾーンはかつての「軽度知的障害」
     IQ70~84は境界線精神遅延
    ・「境界知能」と「発達障害」
    ・自分のことは自分でできる、人とうまくやる、自分で仕事をして生活する、思いやりがある、人と協力して助け合う、自分の好きなことをのびのびとやる、必要なときには人に助けを出せる、毎日楽しむ、大事なパートナーと出会って暖かい家庭を作る、やりがいのある好きな仕事、安定した生活、友達を大切にしてほしい、自分に自信をもってほしい、自分も人も大切にしてほしい、人から信頼される人になってほしい
    ・先生役をしてみる、人に教えてみたい
    ・「安心の土台」「伴走者」
    ・子どもが本当に困っている時に、いつでも助けてくれる存在

  • 親は、安心の土台であり、伴走者であることが大事だということが分かりました。

    「認知力」「対人力」「身体力」を鍛える「コグトレ」の具体的なやり方が載っていて、参考になりました。

  • 親は
    安心の土台 でいること
    伴走者 であること

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著者プロフィール

立命館大学教授、児童精神科医。一社)日本COG-TR学会代表理事、一社)日本授業UD学会理事。医学博士、日本精神神経学会専門医、子どものこころ専門医、臨床心理士、公認心理師。京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務の後、神戸大学医学部医学科卒業。大阪府立精神医療センターなどに勤務の後、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長を経て、2016年より現職。児童精神科医として、困っている子どもたちの支援を教育・医療・心理・福祉の観点で行う「日本COG-TR学会」を主宰し、全国で教員向けに研修を行っている。著書に『教室の困っている発達障害をもつ子どもの理解と認知的アプローチ』『性の問題行動をもつ子どものためのワークブック』『教室の「困っている子ども」を支える7つの手がかり』『NGから学ぶ 本気の伝え方』(以上、明石書店)、『身体面のコグトレ 不器用な子どもたちへの認知作業トレーニング【増補改訂版】』『コグトレ みる・きく・想像するための認知機能強化トレーニング』(以上、三輪書店)、『1日5分! 教室で使えるコグトレ』(東洋館出版社)、『ケーキの切れない非行少年たち』『どうしても頑張れない人たち』(以上、新潮社)、『境界知能とグレーゾーンの子どもたち』(扶桑社)、『境界知能の子どもたち』(SB新書)などがある。

「2024年 『身体をうまく使えるためのワークブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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