- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761927134
作品紹介・あらすじ
「昔と同じ…周りの学校と同じ…隣のクラスと同じ…」という「足並みバイアス」を打破しよう! 学校現場の超多忙・業務過多で教師は疲弊している。「…せねばならない」という思考の呪縛から離れ、「本当に大切なもの」だけを残す学習指導のスリム化・合理化のすすめ。
感想・レビュー・書評
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素晴らしすぎる!
この教育を、ぜひ全国の学校に広めたい! -
足並みバイアスというワードを足がかりに、今の学校現場の諸問題を解決していく。とても面白い視点の本だと思いました。
テーマは凄く面白いのですが、どこかで聞いたような教育技術がところどころに挟まっていて、テーマからそれてしまうことがあります。タイトルにある「足並みバイアス」に関する内容は第一章で、あとは実践例だと思って読むと、分かりやすいと思います。 -
[読書]1 学習指導の「足並みバイアス」を乗り越える 渡辺道治 著(2021)
第1章 「足並みバイアス」の正体と対策
第2章 学習フレームにまつわる「足並みバイアス」からの卒業
第3章 授業の「足並みバイアス」を断捨離しよう
なかなか勇気が出なくて読み始めるまで時間のかかった一冊。
自分自身が「花咲くさんだからできること」という『花咲くバイアス』を乗り越えながら読もうと思っていた。
ああ、この日本教育の古い体質どうにかできないかなってもちゃもちゃしている私にとってはロールモデルになる。
同じ北海道の公立小学校教員の花咲くさんがやってるんだし、足並みバイアスさえ乗り越えられれば無理な内容ではない
でも、それは勉強家で、努力家で、才能があって人間性も素晴らしい花咲くさんが15年かけてたどり着いていることだっていうことは忘れちゃいかん
開発と出版に至るまでにここまでかけた労力を活かさなきゃいけないなぁとは思う。
本当は、失敗を恐れず勇気を出して提案してみよう!やってみよう!ってなるところだけど、足並みバイアスを乗り越えられずに羽を折られた経験が。笑
納得したところから少しずつ実力を積み重ねてやっていきたいこう。
出版直前に少人数でお話を聞かせてもらったのに、いまだにコメントできていなかったので、今週中にします! -
学校の当たり前を疑いながらも、子どもたちの将来を考えた、これからの教育で大切なのことど真ん中。
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教育現場を変えようという熱量がビシビシ伝わってくる。学校での当たり前に対して疑問を抱いている人は多いはず。思考停止でそれに従う、愚痴や不満を言うだけで終わる、自分一人で突き進む。著者はこれらの行動をとらずに確かなエビデンスと交渉術を駆使して学校で変わっていこうとする。会議では何を言うかではなく、誰が言うかが重要であるという言葉を聞いたことがある。本書では語られていない陰徳を普段から積まれているからこそ、実現可能なのだと思う。学習の当たり前を見つめ直すことが様々な視点から書かれていたが、それよりも学校全体を巻き込むだけの人間性と子供達を伸ばす確かな実践力に魅力を感じる。本書では語られていない普段の指導や言葉かけが知りたくなった。