やる気はどこから来るのか: 意欲の心理学理論 (心理学ジュニアライブラリ03)
- 北大路書房 (2002年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
- / ISBN・EAN: 9784762822803
作品紹介・あらすじ
「やらなきゃいけないのにやる気が出ない」。これで困っているのはあなただけではない。けっして自分を責めたりしてはいけない。やる気の出ないのにはそれなりの理由と心のメカニズムがあるのだから。それを知れば無理なく上手にやる気を出せるようになるかもしれない。ここはひとつやる気を出して本書を読んでみよう。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
中学生向けとかにかかれたもの。セリグマンのポジティブ心理学や、動機づけ理論、帰属の所在によるモチベーションの高まりや。。。とかとかをとってもわかりやすい言葉で説明したほん。
本当にわかりやすい言葉で書かれてはいるんだけど、内容はしっかりといろいろと書いてあるため、うかうかしていると読んでいてよくわからなくなってしまう(笑)
情報をもっと、OOの場合にはOO
OOの場合にはOO,というように、まとめてわかりやすくしていただけたらもっと中学生や高校生にも読みやすかったのではないかとか思った。
・自分の努力に帰属すると、失敗したときにもっと努力しようって思う。
・だけど、努力の量と求めるものが釣り合わないと感じると、努力に帰属したとしても、やっぱりやる気は出ない。毎日10時間勉強すれば東大に入れます、と言われても、そこまで勉強して東大に入りたいと思えないので、やっぱりやる気が出ない。
・また、難しすぎる課題の場合には、課題の性質に帰属することによって、自分の心理的な面がダメージを受けるのを防ぐことができる。だけど、それだと、いつまでたってもできるようにならない。だけど、努力に帰属したところで、難しすぎる場合には、それに似合う対価を払う必要があるのかと考えると、そこまでの努力をする必要があるのかって思って、結局やる気は出ない。
・学習性無気力で無気力を学習した場合でも、ちょっとずつ、自分でコントロールできるって感覚を持たせてあげれば、やる気は戻ってくる。CBTでいうところの行動活性化法は、このちょっとずつでも、何かをすることで自分が状況をコントロールできるよ、というのを目に見える形にしてあげているということかな? -
モチベーションについて初学者にわかりやすい分析をした本。
後半はタイトルの趣旨から離れてるように思われたが
まだ読み込みが足りてないから2回読んでから評価し直したい。 -
実は学生向け。でも大人でも十分に応用出来る内容。わかりやすいです。
-
良書。ジュニア向けなので読みやすい
-
心理学ジュニアライブラリシリーズ。
これは是非とも学校の先生方に読んでほしい。
そしてやる気を奪うシステムを改善していただけたらと思う。
ちょっと実験結果のグラフなどがわかりにくいのが難点だが、このシリーズは相変わらず面白い。