- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763134370
感想・レビュー・書評
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実例も挙げてあるが、ビジネス等で実践するのは簡単ではなさそう。まずは常日頃から考える癖をつけてみようと思う。
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常日頃から考える癖をつけ、習慣になるようにすることが一番大切である。
アイデアやひらめきは、日常的に考えてこそ生まれる。
そして、ただ考えるだけではなく論理的に考え、論理的に伝えることが大切である。
「なぜ?」という疑問を三回くらい繰り返す。
それにより、疑問の核心に近づくことが出来る。
また、自身が悩んでいるときにも、悩みに対して「なぜ?」と考えることで、悩みが意外に小さいものだと気付くこともある。
「あたり前」という言葉は口にしない。
これは、共通の了解事項がない前提で相手と話すという意識の下では、必要な点である。
相手に対して論理的に伝えるのであれば、あたり前という言葉では伝わらないこともあるからだ。
また、子供たちに対して「あたり前」と言ってしまうことで、彼らの思考を止めてしまうことになるからだ。
上記の二点は、特に意識して実践していきたいと思う。 -
ロジカルシンキングを簡単に、そしてサンマーク出版らしく、人生を豊かにするものだとひたすらに書いてあります。伊藤先生は本当に心が優しいなって思う。わたしは感受性が強いが、感情論が大嫌いで、日頃から論理的になるよう気をつけているせいか(果たして論理的か?)、冷たいっていう人が増えた。特にこの1-2年で増えた。でも、論理的に考えることは相手への優しさっていう一文は泣けた。。論理的であることは、何かしら前進して解決に近づける。伊藤先生の本は弱ってる時に強くしてくれる。普段本を読まない人にオススメかな。
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情報や知識を集めているだけでは、それは考える訓練にはなっていない。
世の中にはいろんな考え方がある。
それらに触れて自分の中で一旦咀嚼し、
「自分はどうなのか?」と自分の答えを考えだすことが考える訓練につながる。
自分と同じ考えや、価値観に触れているだけだと、
自分の視野は広がらない。
違和感を感じたり、いらっとしたり、不快になった時、そこで初めて「なぜだろう?」と言う疑問が湧き、深く掘り下げて考えることにつながる。
著者は鉄道オタクと言っていたが、
私は心オタクかもしれない。
心に関してなら、横展開、縦展開と深ぼっていくことが楽しくてしょうがない。
人を説得する時、人に主張する時、理由を三つ考える習慣をつけるというのはいいことだと思った。3つの「なぜ?」を繰り返していくと、考えも深まり、それが相手への説得力にもつながる。
違和感のある場所に自分をおいたり、反対意見の人たちのど真ん中に入っていくことも、
自分と違うものに触れ、刺激を受け、視野が広がることになる。
論理的に考えようとする時、結論(ゴール)が明確なのか不明確なのか考えてから、
その理由付けであったり、現状分析や様々な可能性を探って考えてみたりすることが大切。
まずはそこをはっきりとさせることが大切。
論理的に考えるために、大切なのは、
自分も相手もその「なぜ?」に対する理由付けが納得できていないといけない。相手が納得していないと、独りよがりになってしまうし、そうなると、理由付けが甘い。相手と共通認識できてこそ、論理的に考えることができている証拠。
結局、相手を尊重することが大切。
自分と他人は違うんだから、だからこそ、相手の立場に立って考える、相手がわかるように説明する、共通の物差しを探すことで、お互いが納得できる。論理的に考えると言う事は、他者への優しさ思いやり。
普段から考えようと思ったら、考える素材としてのパーツが必要。しかもただあればいいわけではなく、それぞれのパーツを正確に理解しておくことが大切。
経験が増えれば増えるほど、自分の中にデータが溜まり、そのデータをもとに考えることに偏りすぎてはいけない。それが自分を縛る「枠」になってしまう可能性がある。経験が必要だが、自分を自分で縛らないように気をつけなければいけない。
今考えてもすぐに答えが出ないものに対しぐるぐるとずっと考えてしまっても、それは時間がもったいない。一旦寝かせると言う判断が必要。こういう時も、自分の中で、考えを「手放す」感覚が大切。そうしないとまたぐるぐる考えてしまうから。
そして、人生は有限だからこそ、
決断する勇気が必要なんだ。あまりにも長く迷ったり考えたりするんだったら、そこはもう一旦決断してしまって、行動し、振り返りをし、改善して、また行動していけばいい。
そのサイクルを回していくことも大切。
ただ、決断するにはやはり、しっかりと考えることをしてから。考えてからの決断だったら、結果どうなろうと悔いは残らないし、また次への学びが必ずある。
膨大なインプットがあってこそのひらめき。
やはり、コツコツと積み上げていくことが大切。
なんでも情報を集めて知っただけでは、
知ったつもりになっているだけで、
身にはなっていない。
自分ごととして考えて、自分の頭で考えて、自分なりの答えをだしてこそ、自分の考える力が育つ。
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【メモ】
・他人が考えた答えを探すのは「考える」ではなく、たんなる調査・リサーチ
・物事を考えるきっかけとして、最初にすすめたいのは「対立する2つのものを比べる方法」
・物事を考えるときは「関連性」や「関係性」に注目すると、考えるとっかかりを見つけやすい
・好きなものの時代背景や歴史など、関連するものをとことん探っていくと「考える訓練」になる
・分析とは、共通点と相違点を見つけて類型化すること
・「なぜ?」を3回掘り下げて精度をあげていくと本質に近づき、考えが深まる
・自分の意見を主張するときは、「理由を3つ考える習慣」をつけておくといい
・論理的に考える=目的を持って、一定の結論を根拠とともに導くこと
・論理的に考えるために一番鍛えなければならないのは、相手と共有できる根拠づけ、理由付けを考える習慣 -
読みやすくて分かりやすい。
具体例も挙げてくれるので、実践しやすい。
思考する人の頭の中が覗けたようで、真逆の自分からすると新鮮で刺激を受けた。 -
自分は物事の相違点を把握して比較して考えることはできるのだけど、考えっぱなしなところがあるので、何かしら結論を下すようにしたいと思いました。ダメなら修正すれば良いんだし…。
PDCA(Plan-Do-Check-Action)
P:目標を明確にして、考えをひとまずまとめて
D:実行し
C:結果を検討してみて
A:そこから何かを得て再度考える。
を実践してみようと思いました。
コンパクトだけど、とても読みやすく為になる本でした。
こうやって物事を簡潔な文章で説明できる力って大事だね。構成力も含めてね。 -
【目次】(「BOOK」データベースより)
1 「考える訓練」の最初の一歩/2 「日常生活」の中で鍛える訓練/3 「論理的」に考える訓練/4 「論理的」に伝える訓練/5 考える「精度」をあげる訓練/6 考え続けること、考えるのをやめること/7 「想像力」を広げる訓練